プレゼンでは、質疑応答がつきものです。
わかりやすく説明するのはもちろんですが、すべての人が理解できるとは限りません。
説明の途中で疑問に思えば、質問を投げることになります。
問題は、どのような質疑応答の形を取るか。
質疑応答の形式には、大きく分けて2種類あります。
「質疑応答はいつでもうかがいます」
「質疑応答は最後にまとめてうかがいます」
質疑応答なのだから、どちらでもいいと思っていませんか。
とんでもない。
このどちらを選ぶかによって、プレゼンの進め方は、まったく異なります。
まず「質疑応答は、いつでもうかがいます」という形式は、リアルタイムで質疑応答ができるというメリットがあります。
しかし、逆を言えば、話を途中で折られやすく、時間どおりに進めにくいデメリットがあります。
しかも、いつ誰がどのくらいの質問を投げてくるか不透明であるため、時間配分が難しくなるのです。
もちろんプレゼンの上級者なら、手際よく質疑応答をこなすこともできるでしょう。
しかし、初心者には、少しレベルが高い。
そこでおすすめなのが「質疑応答は最後にまとめてうかがいます」という形式です。
この形式なら、プレゼンが終わるまで、話を折られることがありません。
時間配分も計画どおりに進めやすくなり、自分のペースで発表ができるようになるのです。