合同説明会で、一風変わった行動をする人がいます。
不明点があっても質疑応答では質問をせず、説明会が終わってから社員に聞こうとする人です。
恥ずかしいからではありません。
説明会の質疑応答で質問をすると、周りの人にも貴重な情報を聞かれます。
わざと質疑応答では質問せず、説明会が終了してから社員に駆け寄り、1対1で質問しようとするのです。
たしかに策略としては、一理あります。
個人的な質問なら、1対1で質問するのもいいでしょう。
説明会の貴重な時間を、個人的な質問でつぶすわけにもいきません。
また1対1になることで、社員に顔を覚えてもらいやすくなります。
就労意欲や積極性もアピールできるでしょう。
いくつかの事情はありますが、注意したい懸念点もあります。
説明会が終わってから、社員に質問できるとは限らない点です。
もし自分と同じことを考えている人が大勢いれば、説明会の終了後、社員の周りに人だかりができます。
社員と1対1になるどころか、話しかけることさえできないかもしれません。
社員に急ぎの予定があり、早々に立ち去る可能性もあります。
質問できなければ、意味がありません。
ほかの学生に聞かれる心配があるかもしれませんが、考えすぎです。
それだけで差がつくなら、就職活動は苦労しません。
不明点があれば、やはり説明会の質疑応答で解消させるのが基本です。
就労意欲や積極性は、質問の仕方や質問内容によって、アピールすればいいこと。
説明会の終了後、社員に駆け寄って質問するのはいいのですが、質問できないリスクも覚悟したほうがいいでしょう。
不明点は、できるだけ説明会の中で解消させるのが基本です。