企業説明会では、質疑応答があります。
説明で不明点があれば、このときに尋ねるといいでしょう。
ただし、質問内容には注意が必要です。
質問の仕方によっては、採用担当者を不快にさせたり、自分の印象を下げたりする場合があります。
説明会でぼうっとしていると、よくある出来事です。
すでに説明があったことを質問すれば「話を聞いていなかったな」と思われるのは確実です。
企業説明会は、時間が限られています。
説明会の間は話をよく聞いて、同じことを二度聞かないよう注意しましょう。
企業のウェブサイトや資料を見ればわかる内容を、わざわざ聞くのも好ましくありません。
自分で調べてわかる内容なら、あえて聞かない配慮も大切です。
また、事前に企業研究をしてわかる質問にも、注意が必要です。
調べてもわからないことに絞って聞くのが、好ましいでしょう。
1人が複数の質問をするのは、マナー違反ではありませんが、感じのいいことでもありません。
自分がしゃしゃり出ている印象が強くなり、協調性を疑われる可能性があります。
どうしても複数の質問がある場合は、最初に数を伝えてからするといいでしょう。
ただし、どんなに多くても「3つまで」が約束です。
それ以上の質問がある場合は、企業説明会が終わってから採用担当者に直接聞きに行くのが賢明です。
少しでも自分を売り込もうとして、さりげなく質問に自己アピールを混ぜることがあります。
「残業について質問があります。私は体力があるほうだと思いますが○○でしょうか」
「業務内容についてお聞きしたいことがあります。私は昔から人気者なのですが○○でしょうか」
「業務内容について質問があります。私は仕事が速いほうだと思うのですが○○なのでしょうか」
たしかに自己アピールは大切ですが、これらは余計なアピールです。
質問中にアピールを含めると、趣旨がずれ、悪印象につながる場合があります。
質問するために必要なら情報ならいいですが、露骨に自己アピールを織り交ぜるのは注意が必要です。
「わかりました」だけで締めくくるのはよくありません。
質問に答えてくださった後は、必ず最後はお礼で締めくくりましょう。