就職活動がうまくいかないときに、思い出してほしい言葉があります。
「就職は、諦めなければ、必ず達成できる」という言葉です。
なぜ、就職活動がうまくいかなかったのか。
エリート意識が強すぎると、就職活動が難航します。
「自分はエリートだから、就職する企業も一流でなければいけない」と思います。
高い学歴や立派な資格をたくさん持っていると、理想が高くなる傾向があります。
就職活動をした日は、前向きに生きた1日です。
前向きでないと、就職活動はできません。
希望を持って、仕事をしたい気持ちがあるから、就職活動をしています。
好景気の就職活動は、比較的スムーズです。
多くの企業では、業績が右肩上がりで、採用枠も多い傾向があります。
一方、不景気の就職活動は、比較的苦労します。
面接では、面接官からさまざまなことを聞かれます。
「自己紹介、自己PR、志望動機をお願いします」
「志望動機を教えてください」
面接を受けて、すぐ採用されるのはまれです。
受けても落とされることが、何度も続くでしょう。
面接は、何社くらい受ければいいのでしょうか。
就職活動で息切れする人には、特徴があります。
休憩がないのです。
1日中、ずっと就職活動を続けた状態です。
一般的に就職活動は、活動が早ければ早いほど有利です。
早めにOB・OG訪問や企業説明会などに参加して情報を集めれば、対策も早く立てられるでしょう。
情報は、力です。
就職活動の差は、どこでできるのでしょうか。
土曜の朝です。
土曜の朝で、土曜のリズムが決まり、土曜のリズムで日曜のリズムも決まります。
いい報告は言いやすく、悪い報告は言いにくい。
誰もが感じる、普通の人間心理です。
悪い報告が言いにくいのはわかりますが、言えないのは要注意です。
運には、幸運と悪運があります。
就職活動をしている今、不採用ばかりが続き、運のない日々かもしれません。
不採用が何度も続くと、自分に自信をなくして就職活動が嫌になりますが、もう少しの辛抱です。
「就職活動の時期だね」
「就職活動をやらないといけないね」
そうしたことを親や友人から言われていると、やらされている気分になるかもしれません。
得られた就職情報は、どんどん人に話しましょう。
「相手に有利な情報を与えると、余計に競争が激しくなる」
「自分が不利になるかもしれない」
真っ暗なトンネル。
トンネルに入ったときの恐怖は、薄暗さだけではありません。
いつ抜けられるか、わからない恐怖もあります。
不採用になれば、こう考えてみましょう。
「もっとふさわしい企業に就職できるだろう」と。
不採用になれば、仕方なく別の企業へ当たることになります。
就職活動の苦労は、無駄にはなりません。
就職活動があっさり決まると、仕事もあっさり辞めやすくなるでしょう。
苦労が少ないためです。
「行動しても、思うようにいかないことばかり」
そんなときは、一度足を止めて、よく考えてみましょう。
間違った方向に進んでいるのかもしれません。
仕事は社会経験と言いますが、就職活動も立派な社会経験です。
内定を手に入れるためには、長い道のりが待ち受けています。
時には遠回りをすることもあるかもしれません。
「就職活動が大変だ」
そんな声を耳にします。
就職活動がスムーズに進まず、大変な日々であるのはわかりますが、珍しいことでもおかしなことでもありません。
うまくいかない就職活動では、休むことも必要です。
どんなに精神力が強い人でも、つらいことを正面から受け止め続けていると、次第に参ってきます。
気力も体力も精神力も、有限です。
就職活動をしていると「企業選びで人生が決まる」と考えがちです。
たしかに企業によって、人生に与えるインパクトは異なるでしょう。
環境が違えば、福利厚生も収入も異なります。
面接でおどおどしても、いいことはありません。
能力が高くても、自信のない態度では「能力が低い」と誤解されるでしょう。
明るい性格でも、下を向いていると「暗い性格」と誤解されるでしょう。
思い出とは、面白い特徴があります。
いい経験だけ、いい思い出になるのかと思っていると、悪い経験も、いい思い出になっています。
「部活を頑張ったけど、試合で負けた」
「内定がほしい」
そう考えていませんか。
就職活動では、当たり前の考えですが、実は注意したい考えでもあります。
OB・OG訪問は、約束した時間の30分前に到着しておきましょう。
企業説明会では、何か1つは質問をしましょう。
アンケートの自由記入欄には、何か一言、メッセージを残しておきましょう。
なかなか内定が決まらない人に、よくありがちな悪循環があります。
焦る気持ちが強くなった結果、発言や態度が投げやりになりやすいのです。
「どこでもいいから内定がほしい」
不採用の通知が何度も続くと「次もきっと不採用だろう」と考えやすくなります。
同じことが続くと、その状態がずっと続くような気がするのです。
しかし、それは誤解です。
誰でもやはり「最初からうまくいかせたい」と思うものです。
努力も時間もお金も、必要最小限で済ませたほうが楽でしょう。
しかし現実では、そんなうまい話はなかなかあるものではありません。
スピード・スピード・スピード。
世の中は、スピードを求める傾向があります。
たしかに社会では「スピードが善」「スピードを最優先」などの考え方が一般的です。
不採用とわかれば、落ち込みそうになりますが、少し考え方を変えてみてください。
不採用は、企業が求める人材と一致しなかっただけのことです。
それ以上でも、それ以下でもありません。