スピード・スピード・スピード。
世の中は、スピードを求める傾向があります。
たしかに社会では「スピードが善」「スピードを最優先」などの考え方が一般的です。
しかし、何でも速ければいいわけではありません。
人生では逆に、スピードがあってはいけない場面もあります。
たとえば、就職活動のような、人生を決める局面です。
人生を決める局面では、間違いがあってはいけません。
急ぎすぎた結果、不十分や間違いがあっては、遠回りになります。
自己分析・業界研究・企業研究。
企業説明会・OB・OG訪問・面接対策。
こうした場面では、間違いがないようにじっくり時間をかけ、慎重に進める必要があるでしょう。
1つの判断や選択が、その後の人生に大きな影響を与えます。
しっかり時間をかけるから、間違いを防ぐだけでなく、いい結果も得られます。
そこで、こう考えてください。
時間がかかっているのではなく、時間をかけていると考えるのです。
時間がかかっている自分を、責めないことです。
責めるのではなく、褒めるくらいでいいのです。
「しっかり時間をかけている自分は偉い」と褒めれば、時間をかけている意義を見いだせます。
もちろん無駄な行動や時間は省くべきですが、必要な仕事は、しっかり時間をかけることです。
その1分1秒が、その後の人生を決める、大事な時間になっているのです。