やはりプレゼンには、雰囲気があります。
雰囲気は、一定ではなく、変化します。
たとえば、5人の発表者が、1人ずつ順番に発表するとします。
どのような雰囲気になるのかは、5人それぞれの発表によって変わります。
笑いの多い発表なら明るい雰囲気になり、真面目な発表なら堅苦しい雰囲気になります。
雰囲気など気にせず、自分のペースで発表したいのですが、やはり人間です。
つい気にしてしまい、足がすくんでしまうことがあるでしょう。
雰囲気の変化は状況によるため、なかなか自分でコントロールが難しい。
そこでいい方法があります。
最初の発表者になればいいのです。
1番目は、自分より先に発表する人がいません。
これといった場の雰囲気は、まだない。
だからこそいいのです。
余計な雰囲気やプレッシャーに振り回されなくて済むようになります。
自分が雰囲気を作り、自分のペースで進められるようになります。
もし順番が遅いと、雰囲気に左右されたり、自分の出番が回ってくるまでに、ずっと緊張を感じ続けたりしなければいけません。
しかし、1番目に発表すれば、雰囲気によるプレッシャーは気になりません。
緊張を感じる時間も、短くて済むようになります。
緊張が小さければ、自然体で臨むことができるので、プレゼンも成功しやすくなるでしょう。
緊張が最高潮に達する前に、プレゼンを終わらせるのが得策です。
もし順番の変更が可能なら、ぜひ1番目を狙って名乗り出ましょう。
雰囲気に弱い人や勇気の小さい人でも、成功しやすくなるのです。