通常、プレゼンでは、質疑応答の時間を設けています。
話の途中で随時受け付ける形式もありますが、プレゼンの最後に設けるのが一般的です。
プレゼンを経験したことがある人ならわかると思いますが、質疑応答は、発表者にとって緊張する時間です。
「もし答えられなかったらどうしよう……」
不安を感じてしまうのです。
特に入社したばかりの新人なら、答えられない質問に当たる確率も高くなるでしょう。
たとえ、経験を積んだベテラン社員でも、わからない質問が飛んでくるのはよくある話です。
すぐ答えられる内容ならいいのですが、最初から資料を見直さなければわからないこともあります。
「わかりません」「回答できません」というのは、発表者にとってできるだけ避けたい言葉です。
これまで堂々と話してきた内容が台無しになります。
では、どう答えるのがいいのでしょうか。
「後ほどメールか電話で回答いたします」と答えればいいのです。
その場で何とか解決しようとする必要はありません。
無理やり答えようとして嘘を教えるほうが、もっと印象が悪くなります。
難しい質問の場合、その場ですぐ回答できないのは聞き手もわかっています。
プレゼンが終われば、確認できる時間は十分にあります。
そこで不明点を確認して、答えるようにすればいいのです。
無理に適当な回答をするくらいなら、きちんと確認をして、確実に答えたほうが印象はよくなるのです。