面接では、人によって定義が異なる質問をされることがあります。
たとえば「働くとは何か」という質問です。
シンプルですが、奥の深い質問ですね。
面接で突然聞かれると、言葉に詰まりやすいのではないでしょうか。
辞書を使えば、一応、正確な意味を確認できます。
「生計を立てるために一定の職につく」「肉体・知能などを使って仕事をする」などです。
しかし、この質問の本質は、そこではありません。
働く定義は、人によって異なります。
人の数だけ答えが存在すると言ってもいいでしょう。
大切なのは、自分なりに考えて答えることです。
面接官が確認したいのは、正確に答えられるかどうかではありません。
自分なりに考えて、答えられるかどうかです。
たとえその答えが、少し風変わりな内容でもいいのです。
知識・理解・見識が不十分でも、自分なりにしっかり考えて、全力で答えます。
世間の常識や規範の範囲内なら、一定の評価をしてくれるはずです。
人の数だけ答えが存在するのですから、自分の考えは堂々と発言することが最重要です。
人によって定義が異なる質問は、ほかにもあります。
「人生とは何か」「生きるとは何か」「仕事とは何か」
どれも「自分なりに考えて答える」という姿勢は同じです。
正しい答えに惑わされず、自分の意見を、堂々ときちんと言えるかどうかです。