公開日:2014年6月22日
執筆者:水口貴博

面接の受け答えが上達する30の心得

  • 面接の第一印象は、
    最初の3分で決まる。
面接の受け答えが上達する30の心得

面接の第一印象は、最初の3分で決まる。

第一印象とは、人や物事に接したとき最初に受ける印象です。
第一印象は、後から変えることもできます。
最初に受けた印象があっても、相手と長く接していると、さまざまな一面に接するため、次第に本来の姿がわかってきます。

目的のわからない質問をする面接官の意図とは。

面接では、目的のわからない質問をされることがあります。
たとえば「会社を動物に例えると何か」です。
「質問の意図がわからない」「そんなことを聞かれても困る」などと思うのが、正直なところでしょう。

自己PRは、頑張ったことをアピールすることではない。

自己PRとは、頑張ったことをアピールすることだと勘違いしている人がいます。
「アルバイトを週6日こなして、一生懸命頑張りました」
「文化祭の実行委員として頑張りました」

褒めてくる面接官は、基本的に裏があると思っていい。

「学生時代はアルバイトを頑張っていたんですね。努力家ですね」
「TOEICのスコアがいいですね。かなり頑張って勉強されたのですね」
「ボランティアも経験があるのですね。素晴らしい。前向きで偉いですね」

立派に思える自己PRでも、違法や非常識な内容では、評価を落とす。

自己PRが、法や常識に問題ないかも、確認が必要です。
真面目に自己PRをしたつもりでも、違法や非常識な内容では、面接官は困った表情をするでしょう。
たとえ自己PRが全体的に立派でも、違法や非常識な内容が一部でも含まれていれば、評価を落とします。

人によって定義が異なる質問には、どう答えるのが適切か。

面接では、人によって定義が異なる質問をされることがあります。
たとえば「働くとは何か」という質問です。
シンプルですが、奥の深い質問ですね。

面接は、聞かれたことを答える場ではない。
企業に貢献したい気持ちをアピールする場。

多くの人が誤解していることがあります。
「面接は、聞かれたことを答える場」という考え方です。
たしかに面接は、面接官が質問をして、応募者がそれに答える形式が中心です。

緊張しているときの自分の反応を思い出せば、必要な対策が見えてくる。

過去を振り返り、緊張する場面に直面したときの自分を思い出してください。
大事な試合・スピーチ・プレゼン。
手に汗握る緊張に包まれた状況で、自分はどんな反応であったか、思い出しましょう。

水商売の経験は、隠すべきか。

過去に、水商売の仕事を経験した人もいるでしょう。
水商売の経験がある場合、履歴書や面接など、水商売の経験を正直に出すべきか悩む人も多いはずです。
まず、就職する企業によって、対応が変わります。

成功談でも、該当者が多ければ、控えたほうが無難。

成功談でも、該当者が多ければ、控えたほうが無難です。
たとえ本人が努力の末に達成できたことでも、該当者が多い出来事は、やはりインパクトが弱くなるでしょう。
たとえば、大学受験です。

「御社が第1志望」では、平凡すぎる。

「当社の志望順位を教えてください」
面接で聞かれる、定番の質問の1つです。
この質問には「御社が第1志望」という定番の答えがあります。

特定の質問を聞かれないようにするテクニック。

面接で、特定の質問を聞かれないようにするためにはどうすればいいか。
聞かれる前に、自分から伝えればいいのです。
たとえば、志望順位です。

面接とは、お見合いのようなもの。
お互いが選び合う、対等な立場。

面接は、お見合いのようなものです。
お見合いとは、結婚相手を求めている男女が、紹介者の仲介によって面会することを言います。
仲介者の紹介によって、お互いの仕事や趣味など話を伺いながら、相手を理解します。

長所を主張するつもりが、短所の露呈になっていないか。

長所を主張するつもりが、短所の露呈になることは、よくあるミスです。
「自分に限ってあり得ない」と思うかもしれませんが、自分でも気づかないうちに起こりやすい特徴があります。
本人は長所を主張しているつもりでも、落ち着いて客観的に見直すと、実は短所の主張だったことに気づくのです。

「など」を省けば、言葉の印象が強くなる。

「など」という言葉があります。
「など」は、似たようなことがほかにもあることを表すときに使う言葉です。
たとえば「大会種目は、野球やバレーボールなどがある」という使い方をします。

面接で複数の質問をするときに心がけたいマナー。

「最後に何か質問はありますか」
面接の最後にある定番の質問です。
こう聞かれれば、応募者は、わからない点を尋ねることができます。

爽やかな笑顔は、あるものではなく、作るもの。

面接では、笑顔を心がけましょう。
笑顔は笑顔でも、爽やかな笑顔です。
爽やかな笑顔は、明るくて、若々しく、新入社員らしさを魅せるには最適です。

大きな成果だけでなく、少しの上達でも、自己PRになる。

自己PRといえば「大きな成果でなければいけない」という誤解があるようです。
もちろんアピールする成果は、大きければ大きいほど理想的ですが、大きな成果だけが限定ではありません。
わずかな上達でも、企業に貢献できる内容なら、自己PRになります。

なぜ尊敬する人に「親」とは答えていけないのか。

面接でよく聞かれる、定番の質問があります。
「尊敬する人は誰ですか」という質問です。
多くの面接対策の本では、定番の答えが決まっています。

実感や親しみを得やすい回答のほうが、面接官にも受け入れられやすい。

「尊敬する人は誰か」
そう聞かれたときは、歴史上の人物を挙げるのが得策です。
「親」と答えてもいいのですが、定番すぎる回答のため、素直に信用してもらえない場合があります。

丁寧な言葉遣いも、言い方がだらしないと、悪印象。

「失礼いたします」
面接室に入るときの挨拶言葉です。
さて、この一言を発するときの様子を振り返ってください。

悪い過去を正直に話すか。
嘘をついて切り抜けるか。

面接で、言葉に詰まるのは、わからないことばかりではありません。
正直に言えば、確実に自分の印象が悪くなるため、言いたくても言いにくい場面があります。
たとえば「警察に捕まった経験はありますか」という質問です。

面接で、両親を否定されたときの答え方。

圧迫面接でも、とりわけ非常識を超えた発言が聞かれる場合があります。
最上級とも言うべき非常識な発言と言えば、やはりこれでしょう。
両親の否定です。

話を弾ませるはずの相槌あいづちが、相手を不快にさせていませんか。

相槌は、コミュニケーション能力として、重要な要素の1つ。
相手の話に調子を合わせて受け答えできれば、きちんと話を聞いて理解していることを意思表示できます。
ただし、話を弾ませるはずの相槌が、気づかないうちに、相手を不快にさせていることがあります。

うなずきには2種類ある。
小さなうなずきと大きなうなずき。

うなずきとはいえ、実は2種類あります。
「小さなうなずき」と「大きなうなずき」です。
それぞれを同じに扱っていないでしょうか。

縁故関係の自慢は、かえって本人の印象を下げる。

面接で避けるべき話題の1つが、縁故関係の自慢です。
自分の人間関係に強力なコネがあれば、面接でアピールしたくなるかもしれません。
「大きな声では言えませんが、御社の○○部長は、私の叔父です」

特に笑顔が必要な、2つの瞬間とは。

面接中、大げさな笑顔は不要です。
面接中は、少し口角を上げた表情で十分です。
明るい表情を見せることで、面接の雰囲気もよくなり、前向きな印象を与えられます。

面接で笑顔は必須。
ただし、常に笑顔ばかりも悪印象。

笑顔には、明るい印象があり、本人の印象を向上させます。
面接でも、笑顔を心がけ、前向きで明るい印象を出すことが大切です。
「この人と一緒に仕事をすれば、楽しいだろう」と思わせる力になり、選考にもよい影響を与えます。

あなたが思う真正面は、本当に真正面か。

自分ではうまくできているつもりでも、実際は、できていない場合があります。
たとえば、笑顔になったときです。
自分では口角を左右対称に上げているつもりでも、実際は片方だけがつり上がり、左右対称になっていない場合があるでしょう。

恥ずかしくても、完全に正面を向いたほうが、確実に好印象。

面接官と接するときの状態を再確認してみてください。
確認したいのは、体と顔の角度です。
面接で面接官と話をするときは、完全に正面を向いて話すことが大切です。

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