執筆者:水口貴博

面接の受け答えが上達する30の心得

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悪い過去を正直に話すか。嘘をついて切り抜けるか。

悪い過去を正直に話すか。嘘をついて切り抜けるか。 | 面接の受け答えが上達する30の心得

面接で、言葉に詰まるのは、わからないことばかりではありません。

正直に言えば、確実に自分の印象が悪くなるため、言いたくても言いにくい場面があります。

たとえば「警察に捕まった経験はありますか」という質問です。

なければいいのですが、若気の至りで過去に捕まった経験がある人は、答えに詰まるところです。

正直に答えると、確実に悪印象で、不採用になるかもしれません。

一方、嘘をついてその場を切り抜けようと思う人もいるでしょう。

難しい場面に思えますが、基本は単純です。

まず、事実をねじ曲げて、嘘で切り抜けようとするのはよくありません。

そもそも面接官の前で嘘をつくのは、難しいと考えていいでしょう。

嘘をつく態度は特徴があるため、意外に面接官は見抜きます。

「目をそらす」「声がうわずる」「落ち着きのない動きをする」などです。

また、採用されてから嘘がばれると、大きな問題に発展することもあります。

採用が取り消しに至る可能性も、ゼロではありません。

したがって、余計な問題を防ぐためにも、面接では正直に答えることが基本です。

もし正直に答えると印象が悪くなるなら、答え方を工夫しましょう。

「正直申し上げますと、否定できません。その件は深く反省しております。再発防止のため、○○という対策を立てています」

正直に誠実な答え方をしたほうが、印象の悪いことでも、最小限に抑えられるでしょう。

また、改善点も紹介すれば、過去の悪い出来事をきちんと反省して、再発防止に取り組んでいることがうかがえます。

面接の受け答えが上達する心得(22)
  • 正直に答えると悪印象になる場合は、悪印象を最小限に抑えたり改善したりなど、答え方を工夫する。
面接で、両親を否定されたときの答え方。

面接の受け答えが上達する30の心得

  1. 面接の第一印象は、最初の3分で決まる。
  2. 目的のわからない質問をする面接官の意図とは。
  3. 自己PRは、頑張ったことをアピールすることではない。
  4. 褒めてくる面接官は、基本的に裏があると思っていい。
  5. 立派に思える自己PRでも、違法や非常識な内容では、評価を落とす。
  6. 人によって定義が異なる質問には、どう答えるのが適切か。
  7. 面接は、聞かれたことを答える場ではない。
    企業に貢献したい気持ちをアピールする場。
  8. 緊張しているときの自分の反応を思い出せば、必要な対策が見えてくる。
  9. 水商売の経験は、隠すべきか。
  10. 成功談でも、該当者が多ければ、控えたほうが無難。
  11. 「御社が第1志望」では、平凡すぎる。
  12. 特定の質問を聞かれないようにするテクニック。
  13. 面接とは、お見合いのようなもの。
    お互いが選び合う、対等な立場。
  14. 長所を主張するつもりが、短所の露呈になっていないか。
  15. 「など」を省けば、言葉の印象が強くなる。
  16. 面接で複数の質問をするときに心がけたいマナー。
  17. 爽やかな笑顔は、あるものではなく、作るもの。
  18. 大きな成果だけでなく、少しの上達でも、自己PRになる。
  19. なぜ尊敬する人に「親」とは答えていけないのか。
  20. 実感や親しみを得やすい回答のほうが、面接官にも受け入れられやすい。
  21. 丁寧な言葉遣いも、言い方がだらしないと、悪印象。
  22. 悪い過去を正直に話すか。
    嘘をついて切り抜けるか。
  23. 面接で、両親を否定されたときの答え方。
  24. 話を弾ませるはずの相槌が、相手を不快にさせていませんか。
  25. うなずきには2種類ある。
    小さなうなずきと大きなうなずき。
  26. 縁故関係の自慢は、かえって本人の印象を下げる。
  27. 特に笑顔が必要な、2つの瞬間とは。
  28. 面接で笑顔は必須。
    ただし、常に笑顔ばかりも悪印象。
  29. あなたが思う真正面は、本当に真正面か。
  30. 恥ずかしくても、完全に正面を向いたほうが、確実に好印象。

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