面接で、言葉に詰まるのは、わからないことばかりではありません。
正直に言えば、確実に自分の印象が悪くなるため、言いたくても言いにくい場面があります。
たとえば「警察に捕まった経験はありますか」という質問です。
なければいいのですが、若気の至りで過去に捕まった経験がある人は、答えに詰まるところです。
正直に答えると、確実に悪印象で、不採用になるかもしれません。
一方、嘘をついてその場を切り抜けようと思う人もいるでしょう。
難しい場面に思えますが、基本は単純です。
まず、事実をねじ曲げて、嘘で切り抜けようとするのはよくありません。
そもそも面接官の前で嘘をつくのは、難しいと考えていいでしょう。
嘘をつく態度は特徴があるため、意外に面接官は見抜きます。
「目をそらす」「声がうわずる」「落ち着きのない動きをする」などです。
また、採用されてから嘘がばれると、大きな問題に発展することもあります。
採用が取り消しに至る可能性も、ゼロではありません。
したがって、余計な問題を防ぐためにも、面接では正直に答えることが基本です。
もし正直に答えると印象が悪くなるなら、答え方を工夫しましょう。
「正直申し上げますと、否定できません。その件は深く反省しております。再発防止のため、○○という対策を立てています」
正直に誠実な答え方をしたほうが、印象の悪いことでも、最小限に抑えられるでしょう。
また、改善点も紹介すれば、過去の悪い出来事をきちんと反省して、再発防止に取り組んでいることがうかがえます。