執筆者:水口貴博

面接の受け答えが上達する30の心得

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面接で笑顔は必須。ただし、常に笑顔ばかりも悪印象。

面接で笑顔は必須。ただし、常に笑顔ばかりも悪印象。 | 面接の受け答えが上達する30の心得

笑顔には、明るい印象があり、本人の印象を向上させます。

面接でも、笑顔を心がけ、前向きで明るい印象を出すことが大切です。

「この人と一緒に仕事をすれば、楽しいだろう」と思わせる力になり、選考にもよい影響を与えます。

面接で笑顔は必須と言っていいでしょう。

ただし、ここに注意があります。

「どんな質問にも笑顔で答える」

一見それでも良さそうですが、実際は意外な落とし穴があります。

たとえば、次のような場面はどうでしょう。

笑顔で自己紹介をする。

自己PRも志望動機も、笑顔で答える。

そのほかの面接官の質問にも、すべて笑顔で答える。

いつも笑顔ばかりでは、にやにやした印象が強調されます。

真面目で真剣な人柄が感じられにくく、軽い気持ちで答えている印象を受けやすくなります。

時には「ふざけているのではないか」と疑われ、悪い印象につながる可能性もあるでしょう。

必須という意味を誤解しないことです。

必須とは「常に心がける」という意味ではなく、あくまで「なくてはならない」という意味にすぎません。

たしかに笑顔は大切ですが、面接中は常に笑顔というのも、疑問です。

表情で大切なのは、メリハリです。

基本は笑顔ですが、真剣な質問に答えるときは、真剣な表情を心がけたほうがいいでしょう。

表情を使い分けることで、メッセージをより効果的に強調して伝えることができます。

面接の受け答えが上達する心得(28)
  • 基本として笑顔を心がけつつ、真面目な質問には真面目な表情で答える。
あなたが思う真正面は、本当に真正面か。

面接の受け答えが上達する30の心得

  1. 面接の第一印象は、最初の3分で決まる。
  2. 目的のわからない質問をする面接官の意図とは。
  3. 自己PRは、頑張ったことをアピールすることではない。
  4. 褒めてくる面接官は、基本的に裏があると思っていい。
  5. 立派に思える自己PRでも、違法や非常識な内容では、評価を落とす。
  6. 人によって定義が異なる質問には、どう答えるのが適切か。
  7. 面接は、聞かれたことを答える場ではない。
    企業に貢献したい気持ちをアピールする場。
  8. 緊張しているときの自分の反応を思い出せば、必要な対策が見えてくる。
  9. 水商売の経験は、隠すべきか。
  10. 成功談でも、該当者が多ければ、控えたほうが無難。
  11. 「御社が第1志望」では、平凡すぎる。
  12. 特定の質問を聞かれないようにするテクニック。
  13. 面接とは、お見合いのようなもの。
    お互いが選び合う、対等な立場。
  14. 長所を主張するつもりが、短所の露呈になっていないか。
  15. 「など」を省けば、言葉の印象が強くなる。
  16. 面接で複数の質問をするときに心がけたいマナー。
  17. 爽やかな笑顔は、あるものではなく、作るもの。
  18. 大きな成果だけでなく、少しの上達でも、自己PRになる。
  19. なぜ尊敬する人に「親」とは答えていけないのか。
  20. 実感や親しみを得やすい回答のほうが、面接官にも受け入れられやすい。
  21. 丁寧な言葉遣いも、言い方がだらしないと、悪印象。
  22. 悪い過去を正直に話すか。
    嘘をついて切り抜けるか。
  23. 面接で、両親を否定されたときの答え方。
  24. 話を弾ませるはずの相槌が、相手を不快にさせていませんか。
  25. うなずきには2種類ある。
    小さなうなずきと大きなうなずき。
  26. 縁故関係の自慢は、かえって本人の印象を下げる。
  27. 特に笑顔が必要な、2つの瞬間とは。
  28. 面接で笑顔は必須。
    ただし、常に笑顔ばかりも悪印象。
  29. あなたが思う真正面は、本当に真正面か。
  30. 恥ずかしくても、完全に正面を向いたほうが、確実に好印象。

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