「学生時代はアルバイトを頑張っていたんですね。努力家ですね」
「TOEICのスコアがいいですね。かなり頑張って勉強されたのですね」
「ボランティアも経験があるのですね。素晴らしい。前向きで偉いですね」
こう褒められると、嬉しく感じ、つい上機嫌になるでしょう。
誰でも褒められるのは嬉しく、気持ちが舞い上がるはずです。
しかし、やたら褒めてくる面接官こそ、要注意。
基本的に裏があると思っていいでしょう。
応募者を褒めることで油断させ、本性を暴き出そうとする作戦です。
言葉は優しくても、心の奥では、しっかり評価の目を光らせているはずです。
嬉しい言葉におだてられ、うぬぼれていると、言葉遣いや態度が乱れやすくなります。
褒めてくる面接官でも油断せず、社会人らしい受け答えを維持しましょう。
では、褒められたとき、どう答えるのが好ましいのか。
まず、うぬぼれないことです。
そして謙虚な姿勢を保ちつつ、前向きで向上心があることを表現しましょう。
「ありがとうございます。しかし、まだまだ未熟者です。今後も精進を続けて参ります」
こうした一言がさっと返せると、好印象になり、面接官によく覚えてもらえます。