「ところでその提案は、本当に実現可能なのか」
プレゼンの質疑応答で、ずばり核心をついた質問が飛んできました。
限られた時間と資金で何かを進めるためには、有効性が気になるところです。
もちろん確証があるなら、自信を持って「できます」と言いましょう。
すぐ話が前に進むでしょう。
しかし、ビジネスでは、すべて確証のあることばかりではありません。
確実に実現できるという保証ができない場合もあります。
こういうとき、強がって「はい。必ずできます」と言いたいところですが、どうでしょうか。
仕事でお金の絡む話となると、何でも「必ずできます」とは言えません。
「できるかもしれません」という曖昧な表現は社会人にふさわしくありませんが、言い切る表現も使いにくい場合があります。
あなたならどう乗り切りますか。
この場面で使える一言があります。
「可能性が高い」です。
言い切る表現を使いにくい場面では「可能性」という表現を使うことをおすすめします。
「必ず実現できます」ではなく「実現する可能性が高い」です。
「絶対に大ヒットします」ではなく「大ヒットする可能性が高い」です。
力強いインパクトを残しながら、事実を述べることができるようになるのです。