一般的に、プレゼンに慣れていない初心者の多くは、入社したばかりの新人ではないでしょうか。
新人は、キャリアの長い先輩には敬意を払って、立場をわきまえます。
横柄な態度や命令するような言葉遣いは控えますね。
では、プレゼンのときはどうでしょうか。
「上司や先輩が目の前にいるから、控えめに発表したほうがいいのか」
その気持ち、よくわかります。
私も新人のころ、よく悩みました。
新人がおどおどする原因の1つに、聞き手が上司や先輩である場合もあります。
キャリアの長い人を目の前にして、横柄な態度を取りにくい。
結果として、声が小さくなって説得力の乏しい発表になるのです。
しかし、プレゼンの場になれば、別です。
壇上に上がれば、上司や先輩を目の前に、控えめになる必要はありません。
堂々と、はきはき発表しましょう。
たとえ、新人でプレゼンに慣れていない初心者でも、ベテランであるかのように、堂々と発表することです。
プレゼンで上司や先輩に気を使って、小さな声でおどおど発表するのはよくありません。
上司や先輩は、忙しい時間をやりくりして、プレゼンを見に来ています。
社運を左右するかもしれない大事な企画や提案を発表しようとしている。
壇上に上がれば、主役です。
自分がドラマの主役を演じるように、発表者が引っ張っていくのです。
その瞬間だけは、上下関係を忘れましょう。