主張がなければ、存在感が出せないと思うのは誤解です。
もちろんグループディスカッションでは、主張が重要であるのは事実です。
発想力や想像力のある人なら、鋭い発言によって存在感をうまくアピールできるでしょう。
斬新で機知に富んだ考えは、議論の活性化にもつながるため、歓迎されます。
しかし、存在感を出すためには、もっと単純な方法があります。
雰囲気を盛り上げようとすればいいのです。
にこにこした表情を絶やさない。
どんな意見も前向きに受け入れ、建設的な方向へ話を進めようとする。
いろいろな人に話を振り、グループ全員が話せるような雰囲気にする。
雰囲気を盛り上げようとする人は、主張がなくても、存在感が出ます。
盛り上げようとする行為が「私は協調性を大切にします」という主張になります。
協調性は、どの企業も求めている共通の要素。
社会では集団で仕事をしますから、雰囲気を盛り上げようとする人は高く評価されます。
もし鋭い発言をする自信がなければ、雰囲気を盛り上げる側に回るのはいかがでしょうか。
どんな意見も前向きに受け入れ、建設的な方向へ話を進めようとします。
意識すれば、さほど難しくないはずです。
そのうえで、鋭い発言があれば、いっそう存在感が輝くはずです。