こんな話があります。
仕事で、とある法的な問題が発生しました。
「自分で解決する」「頑張れば何とかなるだろう」と考え、何とか自分で解決しようと頑張っていました。
ところが、いくら頑張ってもうまくできませんでした。
3日たってもダメ、1週間たってもダメ、10日たってもダメでした。
わからないことが多く、調べることが多かったのです。
専門的なことは、手順や方法がわからず、調べる量も時間も膨大です。
調べてようやくわかったことも、最近法改正があったようで、現在は通用しなくなっていました。
調べる時間・悩む時間ばかりが多くなりほとほと参ってしまったので、諦めて、その分野の専門家にお願いすることにしました。
すると、依頼するやいなや、あっさり仕事が完了したのです。
今までずっと悩んだり頑張ったりしたことも、専門家の手にかかれば朝飯前です。
「1人で頑張っていたあの時間は何だったのだろう? もっと早く頼っておけば良かった」と拍子抜けしたのです。
笑ってしまう話ですが、これはよくある話です。
責任感が強い人にありがちなパターンです。
何でも自分一人で抱え込めばいいわけではありません。
専門的な問題は、専門家に任せるのが得策です。
お金をけちって、自分で何とかしようと頑張る人がいますが、要注意です。
自己流のやり方が正しいとは限りません。
できたとしても、間違っている可能性があります。
自己流でやった結果、かえって問題が悪化していく恐れもあります。
ますます問題が悪化していくことになっては本末転倒です。
世の中には専門的な問題があります。
特に法律が関わる問題は、素人では太刀打ちできません。
専門的な仕事は、高度なスキルが必要だったり、細かな法改正を熟知している必要があったりするもの。
「餅は餅屋」という言葉があるように、専門的なことは、自分一人で抱え込まず、素直に専門家を頼るのが賢明です。
ずっと長く悩んでいた問題でも、専門家を頼ると、あっさり解決することが少なくありません。
費用はかかりますが「解決費用」と思えば、喜んで出す価値があります。
少々費用が高くても、素早く確実に解決してくれるなら、むしろ安いと考えられるでしょう。
素直に人を頼るのも、努力のうちなのです。