公開日:2024年2月18日
執筆者:水口貴博

問題意識を持つ30の方法

  • あらゆる問題は
    「時限爆弾」と言い換えられる。
問題意識を持つ30の方法

あらゆる問題は「時限爆弾」と言い換えられる。

「問題」という言い方は、少し緊張感が足りません。
「問題=小さなこと」のように感じられ、切迫感がないのです。
試験問題のように、ちょっとしたことのように思われがちです。

違和感を見逃さないことが、トラブル防止につながる。

トラブルに強くなるためには「違和感」を大切にしましょう。
いつもと様子が違うと、違和感を覚えます。
「あれ、何か変だぞ、おかしいぞ」と思うのです。

今すぐ解決しなくていい問題は、放置されがち。

今すぐ解決が必要な問題は、誰でもすぐ取りかかります。
たとえば、緊急で重要な問題の場合、後回しは言語道断です。
今すぐ解決が必要な問題は、1分1秒でも早く取りかかることが求められます。

「最初から問題を解決する気がない人」になってはいけない。

最初から問題を解決する気がない人がいます。
「どうせ解決できない」「なるようにしかならない」「ほったらかしで良い」と、諦めの言葉を口にします。
人から「やるだけやってみましょうよ」と背中を押されても「無意味」「無駄な努力」と否定します。

小さな問題をきちんと解決できる人は、普段の仕事もよくできる。

小さな問題は、多くの人が軽視しがちです。
「小さなことだから、ほうっておけばいいだろう。別にどうってことない。誰も気づかないに決まっている」と考えることが多い。
たしかに無視しても問題ないケースもあるでしょう。

問題に取り組む理由は「仕事だから」で十分。

問題に取り組むとき、大きな理由を述べる人がいます。
「社会貢献のために全力を尽くします!」
「困っている人のために頑張ります!」

緊急の連絡は、無視しない。
1分1秒でも早く確認する。

日常ではあるとき、緊急の連絡を受けることがあります。
留守番電話に「お急ぎのご用件がございます」という伝言が入っています。
メールの件名に「至急」という文字が含まれています。

危機感を持つためには、最悪の結果をイメージする。

何事も危機感を持つことが大切です。
危機感を持っていない人は、初動が遅くなり、解決も難しくなります。
危機感を持っている人は、初動が早くなり、解決も容易になります。

問題は、気づいたときに取りかかるのが一番良い。

問題は本来、気づいたときに取りかかるのが一番良いのです。
気づいた直後は、意識が高まっている状態です。
「解決しなければ!」という気持ちになっています。

問題は、文句を言えば言うほど、難しくなっていく。

問題には面白い特徴があります。
問題は、文句を言えば言うほど、難しくなっていくのです。
文句を言えば言うほど嫌々な気持ちが強くなり、抵抗感が増していくからです。

小さな問題のほうが、実はリスクが高い。

大きな問題であれば、誰でも一生懸命取り組みます。
大きな問題は、ほったらかしにできません。
お金・信用・仕事に関わります。

考える時間に、無駄は1つもない。

厄介な問題に取り組むときは大変です。
普通に取り組むだけ解決するようなシンプルな問題ならいいのですが、そうでない問題もあります。
すぐ良い解決策が思い浮かばなくて、なかなか悩まされる問題があるものです。

問題と出会ったのもご縁と思えば、前向きに取り組める。

「ご縁」という言葉があります。
「運命的な巡り合わせ」という意味として使われます。
ご縁と言えば、人との出会いに使われるのが一般的ですが、それだけではありません。

異常を見つけたくないからといって、健康診断を受けないのはNG。

「健康診断を受けると、異常が見つかるかもしれない」
そういって健康診断の受診を控える人がいます。
たしかに健康診断を受けなければ、異常が見つかることはありません。

問題に取り組むことが、セルフコントロール力を鍛える機会になっている。

問題に取り組むのは面倒なものです。
できることならやりたくないと思います。
「気づかなかったことにしたい」「見て見ぬふりをしたい」と思うこともあるでしょう。

「慣れたときが一番危ない」は、運転だけでなく、仕事にも言えること。

運転は「慣れたときが一番危ない」と言われます。
自動車教習所で教官から必ず言われる言葉です。
口を酸っぱくして言われ、しっかり頭に叩き込まれます。

問題を指摘した人に、腹を立てない。

問題が起こっていること、起こりかけていることを、人から指摘されることがあります。
「ここの調子が変ですよ」
「ここに問題がありそう」

聞き方が強い口調だと、逆ギレをしているように聞こえる。

「ちょっとここがおかしいですよ」
人から問題を指摘されたとき、よく理解できないときがあります。
自分としてはどこにも悪いところが見当たらず、正常・普通に思えるのです。

専門的な問題は、自分で解決するより、専門家を頼るのが良い。

こんな話があります。
仕事で、とある法的な問題が発生しました。
「自分で解決する」「頑張れば何とかなるだろう」と考え、何とか自分で解決しようと頑張っていました。

解決不可能な問題であっても、解決可能な問題に転換できることがある。

世の中には、解決不可能な問題が存在します。
解決が不可能な問題は、どうにもなりません。
あらゆる手段を講じたところで徒労に終わります。

問題ない日々を送っているからといって、素直に喜んでいいとも限らない。

問題ない日々を送っていて、それを喜ぶ人がいます。
「毎日平和だ。何も問題はない。平穏な日々を送っている」と。
たしかに問題がないことは良いことのように思われます。

就寝前に思い出したタスクは、紙に書き出す。

「あっ、そうだ! あれをしなきゃいけなかったんだ!」
就寝のタイミングで、やらなければいけないタスクを思い出すことがあります。
ベッドで横になり、目をつぶり、さあこれから寝ようというときに思い出すことがあるものですね。

問題対応中に、別の問題を発見したらどうするか。

問題対応中に、別の問題を発見することがあります。
今まで気づきませんでした。
問題のことであれこれ調べていると「おや、ここもおかしいぞ」ということに気づき、発覚するのです。

「ほら言ったとおりになっただろ」と言われたとき、どうするか。

トラブルになったとき「ほら言ったとおりになっただろ」と言ってくる人がいます。
ここでどんな返事をするかです。
気持ちのいい言葉ではありません。

中途半端な解決は、それはそれで問題。

問題に取り組むとき注意したいのは「中途半端な解決」です。
表向きは解決ができても、内部が中途半端な状態になっているならイエローカードです。
中途半端な解決で良しとしないことです。

問題かどうか自分が決めることなら、人に聞いても仕方ない。

「転職をするのですが、年収が大幅に下がります。問題でしょうか」と言う人がいます。
それは人が決めることではなく、自分が決めることです。
未婚で独身なら、自分一人で決められます。

ブラックな問題は、真面目に取り組むより、逃げるのが得策。

世の中には、逃げたほうがいい問題があります。
代表的なのは、ブラックな問題です。
法に触れる問題ということです。

ファスナーを開けたままにしていると、窃盗被害に遭いやすくなる。

カバンやバッグのファスナーを開けたままにしている人がいます。
カバンやバッグの口にはファスナーがついていて、開け閉めできるようになっています。
いちいちファスナーを閉めるのが面倒くさいのでしょう。

あなたには、保留中の問題がある。

保留中の問題はありませんか。
「別に保留している問題はない」と思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか。
自分の日常生活をじっくり振り返ってみてください。

「今までの自分ならここで逃げていたが、今回は違う」。

いつも問題から逃げてばかりの人がいます。
問題に気づいても、見て見ぬふりで済ませたり、つい後回しにしたりです。
問題に取りかかるのがおっくうで、なかなか重い腰が上がらないのです。

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