今すぐ解決が必要な問題は、誰でもすぐ取りかかります。
たとえば、緊急で重要な問題の場合、後回しは言語道断です。
今すぐ解決が必要な問題は、1分1秒でも早く取りかかることが求められます。
「このままではいけない!」「一刻の猶予もない!」「今すぐ解決が必要!」と思うので、危機意識も高くなります。
周りからも「いつ解決しますか?」「できるだけ早くお願いします!」と背中を押されるので、後回しにしたくてもできません。
厄介なのは、今すぐ解決しなくていい問題です。
たとえば、緊急でも重要でもない問題の場合、なかなか真剣に取り組まれません。
今すぐ解決しなくていい問題は、とりあえず後からやればいいということで、放置されがちです。
周りからも「急がなくていいよ」「時間があるときでいいよ」と優しく言われるので、なおさら甘えてしまうのです。
ここが運命の分かれ道です。
今すぐ解決しなくていいとはいえ、問題であることに変わりはありません。
問題は問題です。
放置している間に、問題がどんどん大きくなっていきます。
最初は緊急でも重要でもなかった問題が、少しずつ緊急で重要な問題へと悪化していきます。
気づいたときは「今すぐ何とかしなきゃ!」と慌てふためくことになるのです。
「そのうち取り組む」「時間ができたら取り組む」という姿勢は好ましくありません。
人間は忘れる生き物です。
時間を置くにつれて記憶が薄れます。
問題があることを、すっかり忘れてしまうことも少なくありません。
今すぐ解決しなくていい問題は、きちんと期限を設け、タスク管理をしましょう。
ToDoリストに入れ、見える形にすることをおすすめします。
「やるべきこと」としての認識が生まれ、行動しやすくなります。
小さな問題でも危機意識を持つことが大切です。
カレンダーやスケジュール帳に、具体的な日程を書き込みましょう。
「この日に取りかかる」「この日までに解決させる」といった具合に明確な日程や期限を設けると取り組みやすくなります。
今すぐ解決しなくていい問題は、後回しにすることはあっても、完全に放置することはしないのです。