小さな問題は、多くの人が軽視しがちです。
「小さなことだから、ほうっておけばいいだろう。別にどうってことない。誰も気づかないに決まっている」と考えることが多い。
たしかに無視しても問題ないケースもあるでしょう。
小さなことにこだわらず、結果さえ出れば良いという考え方もあります。
ばれなければ良いという考えを持つ人もいるかもしれません。
しかし、問題は問題です。
良くない状態であるのは事実です。
問題によっては、何も被害が出ていない問題もあるでしょう。
それはまだ被害が出ていないというだけのことです。
被害がないから大丈夫というわけではありません。
まだ被害が出る前の状態であって、良くない状態であるのは事実です。
放置を続けていれば、どんどん問題が大きくなり、いずれ大爆発を起こします。
仕事ができる人になりたければ、小さな問題をきちんと解決できる人になることです。
小さな問題とはいえ、普段の仕事の一部です。
問題の中に普段の仕事があるのではなく、普段の仕事の中に問題があります。
だからこそ、小さな問題をきちんと解決できる人は、普段の仕事もよくできます。
「小さなことかもしれないけど、ほうっておくわけにはいかないね」という思考ができるかどうかです。
人から「ここが問題だね」と指摘されることがあれば、素直に受け入れ、ありがたい指摘に感謝しましょう。
その場ですぐ着手できなければ、いったん保留として、時間があるときに取りかかればいいことです。
問題が起こったとき、たとえそれが小さなことであっても、仕事の一環として考え、きちんと取り組むことが大切です。
「やるべきことをやる」という意味では、小さな問題を解決することも、やるべきことの1つです。
面倒な気持ちがあってなかなか重い腰が上がらないかもしれません。
そんなときは、自分で自分の背中を押して行動を促しましょう。
小さな問題をきちんと解決することは、仕事の質を高めることにもつながるのです。