トラブルに強くなるためには「違和感」を大切にしましょう。
いつもと様子が違うと、違和感を覚えます。
「あれ、何か変だぞ、おかしいぞ」と思うのです。
壊れてはいないが、異音がする。
発熱はないが、倦怠感がある。
喧嘩はしていないが、素っ気ない。
問題なく終了したが、いつもより遅い、あるいは早い。
出来上がったものが、いつもより大きい、あるいは小さい。
どれも違和感の1つとして捉えられます。
「まあ、いいか」「気のせいかな」と流しがちですが、ここがポイントです。
違和感は、トラブルの前段階という可能性があります。
トラブルは、小さな違和感から始まることが多い。
仕事でも健康でも人間関係でもそうです。
違和感とは「いつもと様子が違う」ということです。
いつもと様子が違うということは「トラブルの前兆サインかもしれない」と考えられます。
違和感があれば、スルーするのではなく、きちんと目を向け、正体を明確にしておきたい。
単なる気のせいなのか、それとも何か事情があるのかです。
一度立ち止まって、違和感の原因を追及するのです。
確認の結果、特に問題がなければいいのですが、そうでなければ対処が必要です。
トラブル対応の鉄則は「早めに取り掛かること」。
そのためにも違和感の段階で取り掛かるのがベストです。
違和感の段階で対処できれば、時間・労力・お金も最小限で抑えられます。
トラブルに強い人は、違和感を放置しません。
常にアンテナを張っています。
違和感に気づいたら、きちんと目を向け、違和感の正体を確認します。
トラブルの初期段階であると判断し、すぐ対処に取り掛かります。
対処が早いから、結果としてトラブルが少なくなっているのです。
トラブルの少ない人は、何もしていないから少ないではありません。
違和感の段階でいち早く対応しているから、トラブルが少ないのです。
私たちは往々にして「これくらい大丈夫だろう」と軽く考え、違和感を無視しがちです。
違和感に着目し、その要因を追究することが大切です。
違和感を見逃さないことが、トラブル防止につながります。