日常ではあるとき「違和感」に気づくことがあるでしょう。
どことなくいつもと違う様子があって落ち着きません。
しっくりしない感覚があって、気持ち悪さを感じることがあるでしょう。
違和感があるのは「いつもと違う」ということです。
いつもと違う変化があったり、わずかに不自然な様子があったりです。
「なんだか違和感がある」と思うことがあれば喜んでください。
素晴らしいセンスがある証拠だからです。
「違和感に気づくのは簡単」「違和感なんて誰でもわかる」と思いますが、そうとも限りません。
意外と気づかない人が多く、スルーする人が大半です。
もともと鈍感な人は気づけません。
経験やトレーニングを積んでいないと、違和感に気づけません。
違和感に気づくためには、経験やトレーニングが必要です。
日頃から何度も見たり聞いたり触れたりしていると、普段の様子を五感から習得するのです。
日頃から一流芸術に触れている人が偽物と接したとき、すぐ見抜きます。
それは違和感を覚えるからです。
どことなく雑な感じがあったり、不自然な感じがあったりです。
いつも本物に触れていると、そうでないものに触れたとき「おや?!」と思うようになるのです。
違和感に気づくことがあれば、その感覚を大切にしてください。
違和感に気づけることがセンスです。
素晴らしい感性がある証拠です。
さて、素晴らしい感性があれば、喜んで終わりではありません。
違和感に気づくことがあれば、その後が大切です。
違和感に気づくことがあれば、一度立ち止まってじっくり観察してみてください。
違和感があるからには「理由」があります。
偽物かもしれません。
詐欺かもしれません。
トラブルの前触れかもしれません。
いち早く違和感に気づき、その理由を探って正体を突き詰めれば、トラブル防止に役立ちます。
違和感に気づく感性を大事にすれば、数々のトラブルを防止できるでしょう。
仮にトラブルが起こったとしても、最小限に食い止められるはずです。
違和感は、私たちに備わった大切な感性です。
大切にしてしすぎることはないのです。