公開日:2022年9月12日
執筆者:水口貴博

大人の気遣いができる人になる30の方法

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何でもかんでも「やばい」という言葉で済ませていないか。

何でもかんでも「やばい」という言葉で済ませていないか。 | 大人の気遣いができる人になる30の方法

「やばい」は、さまざまなシーンで使える万能の言葉です。

一般的な意味は「危ない」「不都合」「とても悪い」ですが、その限りではありません。

「素晴らしい」「とても良い」「最高である」「感動した」という意味もあります。

ネガティブな意味だけでなく、ポジティブな意味も使われ、シチュエーションに応じて意味が変化します。

「やばい」という言葉は、カメレオンのように変幻自在です。

万能の言葉なので、さまざまなシチュエーションで使うことができ、意味が通じてしまうのです。

その利便性のためでしょうか。

何でもかんでも「やばい」で表現する人が増えています。

危ないときや不都合なときだけではありません。

感動したときも、驚いたときも「やばい」としか言いません。

「やばい」が口癖という人も多いのではないでしょうか。

しかし、ここは注意したいところです。

「やばい」ばかり使っていると、表現が単調になり「ボキャブラリーの貧困」に陥ってしまいます。

その場に応じた具体的な表現を心がける

「やばい」が口癖になっていませんか。

何でもかんでも「やばい」という言葉で済ませていませんか。

心当たりがあるなら、イエローカードです。

万能の言葉だからとはいえ、頼りすぎてはいけません。

「やばい」という言葉も悪くありませんが、できるだけ具体的な言葉で表現しましょう。

そもそも「やばい」は若者言葉であり、大人にふさわしい表現とは言えません。

特にビジネスの場で使ってしまうと、卑俗な印象を与えることがあるため、注意したいところです。

「やばい」と言いそうになったら喉で止めて、別の言葉で表現してみてください。

素晴らしいときは「価値がある」「忘れられない」「見たことがない」という表現が使えるでしょう。

美しいときは「うっとりする」「ほれぼれする」「魅力にあふれている」などの言い方があります。

感動したときは「心が震えた」「鳥肌が立った」「涙腺が緩んだ」といった表現はいかがでしょうか。

その場に応じた具体的な表現を心がけていきましょう。

ボキャブラリーが豊富になるにつれて表現力の幅が広がり、自分の思いをうまく伝えられるようになります。

なかなかぴったりの表現が浮かばないときは、スマホやインターネットでチェックしてみましょう。

手間暇はかかりますが、こうした小さな積み重ねがボキャブラリーを増やす力となります。

日常ですてきな表現や上手な言い回しに触れることがあれば、きちんとメモを取って、自分の中に吸収していくことも大事です。

ボキャブラリーの量は、コミュニケーションスキルの向上につながるだけではありません。

いろいろな表現を身につけることで、自分が今どう感じているのか認識しやすくなり、感情も養われていきます。

ボキャブラリーが豊かになると、心も豊かになっていくのです。

大人の気遣いができる人になる方法(25)
  • 何でもかんでも「やばい」の一言で済ませるのではなく、その場に応じた具体的な表現を心がける。
久々に友人と会ったとき「太った?」と言ってはいけない。

大人の気遣いができる人になる30の方法

  1. 「今話しかけても大丈夫かな」と考えることが、大人の気遣い。
  2. 相手の荷物になるプレゼントは、もはやダンベルと同じ。
    プレゼントが上手な人は、相手の荷物にならないか考える。
  3. フォローが下手な人は、話が否定で終了する。
    フォローが上手な人は、否定の後に代替案を提示する。
  4. 人が何かを楽しんでいるとき、わざわざ否定することを言わない。
  5. 傘の巻き方に、その人の品性が現れる。
  6. 町なかで有名人を見かけても、安易に声をかけない。
    プライベートを尊重して、声をかけないのが粋なマナー。
  7. ため息をつく人を悪く言ってはいけない。
    優しくいたわる人になろう。
  8. 痛いところを突かれて逆ギレすることほど、かっこ悪い姿はない。
  9. 大人の場所には、子どもを連れていないのがマナー。
  10. だるいからといって、ごみをごみ箱に投げてはいけない。
  11. 「3分だけよろしいでしょうか」と話しかけて、長話になるのはマナー違反。
  12. 違和感に気づけることがセンス。
    素晴らしい感性がある証拠。
  13. 窓の外をぼんやり眺めている人にも「話しかけて大丈夫かな」という気遣いは必要。
  14. 頑張っている人に「頑張れ」と声をかけてはいけない。
  15. 直接相手に協力できなくても、話を聞くくらいならできるはずだ。
  16. ハイヒールを履いてみると、女性の気持ちが理解できる。
    もっと女性に優しくなれる。
  17. ネガティブな話題で雰囲気が暗くなったときは「話題を変えましょう」の一言が役立つ。
  18. 当事者意識のない人は、理解のない言葉を発する。
    当事者意識のある人は、理解のある言葉を発する。
  19. 配慮の一言があれば、相手の話を遮っても失礼にならない。
    「話の腰を折るようですみません」と言えばいいだけ。
  20. 同じところで何枚も写真を撮らない。
    限度を超えると、品位を損なう。
  21. 「言わなくてもわかる」と考える人ほど、ぼける。
    言わなくてもわかることであってもきちんと口に出して伝える人は、ぼけない。
  22. 写真を撮ってもらったら「お撮りしましょうか」と声をかけるのがマナー。
  23. 「お撮りしましょうか」という気遣いを断るとき、大切にしたいマナー。
  24. 結論から話す癖をつけるだけで、伝え方のスキルが劇的に向上する。
  25. 何でもかんでも「やばい」という言葉で済ませていないか。
  26. 久々に友人と会ったとき「太った?」と言ってはいけない。
  27. うっかり相手の話の腰を折ってしまったら、すぐ元の話題に戻す。
  28. 話が長くなりそうなときは、配慮の一言を添える。
    「話が長くなってもいいですか」
  29. サインに自分の名前を添えてもらいたいときのマナーとは。
  30. 「それ何の役に立つの?」という質問はデリケート。

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