人が何かを楽しんでいるとき、わざわざ否定することを言う人がいます。
テレビを見ているとき「この芸能人、嫌い」と言う人がいます。
料理を味わっているとき「その料理、まずいから嫌い」と言う人がいます。
映画観賞や音楽鑑賞を楽しんでいるとき「その映画、つまらない」「歌っているアイドルが嫌い」と言う人がいます。
「どう思う?」と意見を求められて答えるパターンならまだいいのです。
相手から聞かれたときは、ありのまま正直に答えるのが一番です。
しかし、聞かれてもいないのに、わざわざ横から否定することを言う人がいます。
これはよくありません。
聞いていて気持ちがいいものではありません。
せっかく楽しんでいるところが台無しです。
本人は気に入っていて満足しているかもしれないのに、そばで否定することを言われると興ざめします。
返事にも困ってしまい、嫌な雰囲気が漂います。
「あなたの意見は聞いてない」と突っ込みたくなるでしょう。
「この芸能人、嫌い」と言っても、その人にとってはお気に入りかもしれません。
「その料理、まずいから嫌い」と言っても、その人にとっては大好物かもしれません。
「好きでも嫌いでもない」というパターンだとしても、少なくとも気持ちのいい発言ではありません。
「なぜか友人が作れない」と悩む人には、こうした不快な言動を無意識に見せているパターンが目立ちます。
本人に悪気はないのでしょうが、相手がどう感じるか考えることです。
人が何かを楽しんでいるとき、わざわざ否定することを言わないことです。
言いたくなっても、喉でぐっと止めておくのが賢明です。