大人の場所に子どもを連れて行くのは要注意です。
家族連れで飲食を楽しみたいとき、大人の場所が選択肢に入ることがあるでしょう。
たとえば、大人のカフェやレストランです。
大人の場所は店内が静かで薄暗く、上品な雰囲気が漂っているのが特徴です。
「お客なのだからいいだろう」「お金を払うのだからいいだろう」と思うかもしれませんが、独りよがりの考え方は要注意です。
お店やほかのお客さんのことも考えたい。
「迷惑がかかるかもしれない」という考えも必要です。
「未就学児はご遠慮ください」という張り紙があれば控えるのは当然ですが、張り紙がなくても控えるのが無難です。
大人の場所には「未就学児はご遠慮ください」という張り紙が張っていないことも多い。
大人の場所には子どもを連れて入店しないことが暗黙の了解になっていて、張り紙がないケースも多く見受けられます。
大人の雰囲気はデリケートです。
お店は、大人の雰囲気を出すためにお金と手間暇をかけています。
営業中も神経を使っていて、ウエイター・ウエイトレスは落ち着いた振る舞いを心がけています。
それ相応のトレーニングも受けています。
子どもが店内を走り回ったり大声を上げたりソファーでぴょんぴょん跳ねたりすると、大人の雰囲気はすぐ壊れます。
たった1人の子どもで台無しなのです。
子どもも悪気があって騒いでいるわけではありません。
子どもは元気にはしゃぐのが仕事です。
「静かにしなさい!」と叱っても、すんなり言うことを聞いてくれるとは限りません。
ぐずって泣き始め、ますます大人の雰囲気が壊れます。
雰囲気が壊れてからお店から出ても遅いのです。
子どもを連れて入店したくても「お店やほかのお客さんの迷惑になるかもしれない」という懸念があれば、控えておくのが無難です。
店内の雰囲気がわからなくて判断が難しい場合、電話で問い合わせたり店員さんに声をかけたりして確認するといいでしょう。
大人だからこそ、大人の気遣いを心がけたい。
お客さんの立場であっても、大人の場所には子どもを連れていないのがマナーです。