公開日:2022年7月13日
執筆者:水口貴博

大人の対応ができる人になる30の方法

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大人は「まずい」「つまらない」を「合わない」に言い換える。

大人は「まずい」「つまらない」を「合わない」に言い換える。 | 大人の対応ができる人になる30の方法

大人の世界では「まずい」「つまらない」は禁句です。

作り手を傷つける言葉です。

「まずい」「つまらない」という言葉にはとげがあり、不快感を与える可能性があります。

使い方には注意が必要であり、できれば使用を避けたいワードです。

「正直に言って何が悪い」と思うかもしれません。

たしかに正直な発言は大切ですが、だからといって何でもストレートに言えばいいわけではありません。

「まずい」「つまらない」と言われた側の気持ちを察してみてください。

すべてを否定されたように感じるでしょう。

価値がないと言われているように感じる人もいるかもしれません。

「とっさに出る言葉」は大事です。

人間関係は、ちょっとした一言でひびが入ってしまうことがあります。

特に大人であれば、作り手を傷つける言葉は避けておくのが賢明です。

必ず「良い」と評価する人がいる

どんな料理・作品にも言えることですが、100人中100人が低評価をつけることはありません。

必ず「良い」と評価する人がいます。

たとえば、ある料理を食べたとき、味が悪くて不快に感じたとします。

100人中100人が不快に感じることはありません。

「おいしい」と感じる人もいます。

本を読んだり映画を見たりしたとき、面白いところがなくて、まったく楽しめなかったとします。

100人中100人がつまらないと感じることはありません。

レビューサイトを見れば「良かった」「面白かった」と評価している人がいるでしょう。

自分では「最低」と感じても、別の人は「最高」と感じていることがあり、真逆の評価となることも珍しくありません。

世の中にはさまざまな価値観を持つ人がいます。

「まずい」も「つまらない」も、あくまで主観であり、個人の感想にすぎません。

「まずい」「つまらない」は「合わない」に言い換える

ここは配慮が必要です。

代わりにおすすめするのが「合わない」という表現です。

「まずい」「つまらない」は「合わない」という表現に言い換えられます。

「まずい」「つまらない」と言いそうになったら、ぐっと喉で止めて「合わない」という表現に言い換えてください。

  • 「まずい」→「口に合わない」
  • 「つまらない」→「好みに合わない」

そのほか「そりが合わない」「馬が合わない」「考えや価値観が合わない」といった表現もOKです。

表現を変えるだけでがらりと印象が変わります。

世の中には、その料理や作品を高く評価する人がいることを忘れてはなりません。

高く評価する人がいることをわかっていれば「合わない」という表現のほうが穏便であり、ふさわしいといえます。

頭ではわかっていても、とっさに「まずい」「つまらない」と口に出てしまうことがあります。

「まずい」「つまらない」と感じたら「合わない」に言い換える訓練をしておくといいでしょう。

ナポレオンの明言をもじって「我が輩の辞書に『まずい』『つまらない』の文字はない」を心がけておきましょう。

作り手に配慮した表現を使うのが、大人です。

大人の対応ができる人になる方法(24)
  • 「まずい」「つまらない」は「合わない」に言い換える。
結露の水滴で濡れたテーブルに、腹を立てない。

大人の対応ができる人になる30の方法

  1. 不機嫌になるところを笑顔で対応するとき、あなたは大人に成長する。
  2. 批判に批判で返すのは、子どもの対応。
    批判に感謝で返すのが、大人の対応。
  3. 「下手」「できない」「わからない」が言える大人は、かっこいい。
  4. 挨拶をして返してこない人にはどうするか。
  5. 同じことを2回言わされることになっても、文句を言わない。
  6. 大げさな表現に要注意。
    大げさな数字や言葉は使えば使うほど、話の信用が低下する。
  7. 法律に反してなくても、モラルに反することはしない。
  8. 多数決で決まったことに文句を言わない。
  9. 無益なアドバイスをもらっても、冷たいリアクションは控えておく。
  10. 断られたとき、捨てゼリフを吐かない。
    断られたときこそ、感じのいいセリフを心がけよう。
  11. 窓口の人だからといって、横柄な態度になっていないか。
  12. 下品な人には、上品に接するのが大人の対応。
  13. 集中している人には、できるだけ声をかけない。
    声をかけるなら、細心の注意を払う。
  14. うっかり言いすぎたときは、すぐ発言を撤回して謝る。
  15. お使いを頼んで違った商品を購入されても、腹を立ててはいけない。
  16. 電話で「お世話になっております」と言っておきながら名前を伺うのは不自然。
  17. 社交辞令を言うのはいい。
    社交辞令ばかり言うのがいけない。
  18. 「ゆっくり」を意識するだけでは不十分。
    スピードを調整できてこそ、大人。
  19. 品のある人とそうでない人の差は、食べ放題のとき現れる。
  20. 謝罪のときは、余計な言い訳をしないのが、大人の対応。
  21. 予約の間違いがあったとき、ぐだぐだ言わない。
    先にこちらから謝っておくのがスマート。
  22. 人の幸せは、素直に祝福するのが大人の対応。
    劣等感や嫉妬心があっても、余計なことは言わない。
  23. 「そうですね」の一言を省くと、返事がスマートになる。
  24. 大人は「まずい」「つまらない」を「合わない」に言い換える。
  25. 結露の水滴で濡れたテーブルに、腹を立てない。
  26. 「誰のおかげで」と心で思っても、口に出さないこと。
    恩着せがましい人は嫌われる。
  27. 警察官から職務質問で呼び止めても拒まない。
    「市民の義務」として素直に応じる。
  28. 段取りの悪いパーティーは、文句だけ言っても仕方ない。
    許される空気があるなら、できる範囲で協力する。
  29. 離婚報告をすると、みんな暗いリアクションを返す。
    明るい言葉をかけることもあっていい。
  30. 負けたときにかっこいいのは、笑顔で相手の勝利をたたえること。

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