歯に違和感があるにもかかわらず、限界ぎりぎりまで歯の治療をしない人がいます。
「歯が痛い、痛い」と言いつつ、なかなか歯科医院に行こうとしません。
「まだ大丈夫」「行くの面倒くさい」「もう少し様子を見る」と言い訳をするばかり。
多忙で歯科医院に行く時間が取れなかったり、歯科医院が苦手だったりして、なんだかんだ後回しにします。
そうこうしているうちに、どんどん虫歯が悪化します。
虫歯は、自然と治ることはありません。
放置していると、どんどん悪化が進行していく一方です。
虫歯の痛みに耐えきれず、ようやく歯科医院に行くのです。
ところがどうでしょう。
我慢の限界になってから歯科医院に行ったところで、たいてい手遅れです。
歯がぼろぼろになっていて大きな治療が必要となり、何度も歯科医院に通わなければいけなくなります。
そのうえ治療代もかさみます。
ぼろぼろになった虫歯は抜かなければいけなくなり、差し歯やかぶせ物が必要になって、一気に治療費が跳ね上がる。
時間もお金も大きく失うことになり、泣きを見ることになるのです。
時間とお金を節約したいなら、歯の定期検診を受けましょう。
3~4カ月に1回の頻度で歯科医院に行き、歯の状態をチェックしてもらいます。
何かあってから行くのではなく、何も起こらないようにするために通うと考えるの正解です。
歯の定期検診では、基本的にフッ素も塗ってくれるので、虫歯予防にもつながります。
もしフッ素を塗ってくれなければ、お願いすれば塗ってくれるはずです。
フッ素には虫歯予防だけでなく、知覚過敏の抑制にも有効であることがわかっています。
追加費用がかかる場合があるので、念のため確認しておくのが安心です。
定期検診に時間とお金は取られますが、虫歯になってから治療するのに比べれば、はるかに時間と節約を節約できます。
これは歯の定期検診に限ったことではありません。
健康診断についても同じことです。
問題が起こってから病院に行くのではなく、定期的に検診を受けたほうが、結果として時間とお金の節約になるのです。