夏の季節、溶けてしまいそうなほど厳しい暑さにもかかわらず、エアコンをつけない人がいます。
部屋は蒸し風呂状態で、汗で全身びっしょり。
にもかかわらず「エアコンはつけない」の一点張りです。
理由は、電気代の節約です。
「電気代がもったいない」といって、意地でもエアコンをつけません。
たしかにエアコンは電気消費量が多い家電の1つです。
エアコンをつけると電気代がぐっと跳ね上がり、家計に響くのは間違いありません。
エアコンを長時間利用していると、翌月の電気代の請求を見て、腰を抜かすことになるでしょう。
しかし、ここに落とし穴があります。
無理をしてエアコンをつけないでいると、遅かれ早かれ大変なことになります。
夏であれば、部屋が蒸し風呂の状態となり、脱水症・熱中症のリスクが高まります。
ずっと我慢を続けていると、いずれ体調を崩すことになるでしょう。
倒れて救急車に運ばれる可能性もゼロではありません。
医療機関にかかれば、医療費による出費が増えてしまい、頑張って節約した意味がなくなるのです。
これは夏に限ったことではなく、冬でも同じことです。
エアコンに頼らず寒さを我慢していると、風邪を引いてしまい、病院の診察代や薬代などの医療費で出費が増えます。
電気代の節約のためにしたことが、かえって余計な出費を招いてしまうのは、皮肉な結果です。
笑ってしまう話ですが、実際によくあることなのです。
変な根性を出さないことです。
いくら電気代の節約とはいえ、過度な我慢は不健康です。
夏でも冬でも、厳しいときは、素直にエアコンを使いましょう。
電気代が心配かもしれませんが、まず健康が第一です。
いくら電気代の節約とはいえ、健康を害しては元も子もありません。
もちろんエアコンをがんがんに効かせて長時間使い続けるのは要注意ですが、適度に使う分には問題ありません。
電気代が気になるなら、温度設定を調整しましょう。
夏の場合なら28度の設定にして、冬の場合であれば20度の設定がいいでしょう。
しっかりエアコンを効かせるのではなく、少し緩めの設定にするのがコツです。
サーキュレーターの稼働時間が短くなるため、消費電力が抑えられ、電気代の節約につながります。
電気代は増えるかもしれませんが、体調管理が安定して医療費を削減できれば、結果として節約になるのです。