毎朝私たちが時間を取られているのが、服のコーディネートです。
毎朝クローゼットを開けるたびに、どの服を着ようか迷うのは意外と時間を取られますね。
「今日はどの服を着ていこうかな。この組み合わせはどうかな」
鏡の前で服のコーディネートを確認します。
楽しいと感じる人もいるでしょうが、すべての人がそうとは限りません。
着ていく服の色や組み合わせを考えるのは、なかなか頭を使うタスクであり、脳が疲れます。
何度も着たり脱いだりしていると、時間も奪われてしまい大変です。
服を選ぶのは短い時間であっても、毎日積み重なると、大きなものとなります。
毎日コーディネイトを考えるのがおっくうに感じている人も多いのではないでしょうか。
この手間暇をなくすためにお勧めなのが「私服のパターン化」です。
会社の制服がパターンとして決まっているように、プライベートでも着る服をパターン化にします。
たとえば「月曜はこの服、火曜はこの服、水曜はこの服」といった具合に、曜日ごとに着る服を決めておきます。
1週間に7パターンを準備して、それをローテーションさせるだけで済みます。
夏はポロシャツと決めて、ポロシャツの色だけローテーションする方法もあるでしょう。
自分の事情が許されるなら、思い切って完全にワンパターンで済ませるのもありです。
服のバリエーションは限定されますが、服を選ぶ手間暇から解放されます。
毎日おしゃれを楽しみたい人には少し物足りないかもしれませんが、時間とお金の節約には効果的です。
私服のパターン化は、世界のビジネスリーダーたちも利用している方法です。
アップルの創業者スティーブ・ジョブズは、黒のタートルネックとブルージーンズをいつも着用していました。
フェイスブック創業者マーク・ザッカー・バーグは、いつもグレーのTシャツがおなじみです。
オバマ元大統領は、ネイビーのスーツを着用しているのが定番です。
決してファッションセンスがないわけではなく、パターン化させることで時間と労力の節約をしているのです。
意思決定は、ささいなことであってもエネルギーを消費します。
私服のパターン化は、脳が疲れない工夫の1つです。
身につける服が決まっていれば買うべき服も決まり、買うべき服が決まれば、必要以上の服を買わなくなります。
お金の無駄遣いがなくなることで節約につながり、一石二鳥です。
ビジネスでも、私服勤務を認めている職場であれば、ぜひパターン化を取り入れてみてください。
コーディネートの手間暇から解放され、時間とお金の両方を節約しましょう。