推測をベースにしないことです。
推測をベースにすると、迷いやすい生き方になってしまいます。
もちろん推測が悪いわけではありません。
世の中には、わからないことがたくさんあります。
わからないことは「こうではないだろうか」と推測することがあるでしょう。
未知の領域があって情報が足りないときは、限られた情報から推測するしかありません。
周辺情報を頼りにして、想像を膨らませることがあるはずです。
推測をせざるを得ないところは、推測で進めていいのです。
どうしても想像に頼るしかない状況があるもの。
推測をしたうえで、次のアクションを考えることがあるはずです。
しかし、推測をすることはあっても、ベースにするのはよくありません。
推測は間違いかもしれないからです。
推測はあくまで推測です。
もやもやとしていて、具体的ではありません。
推測をベースにすると、曖昧なことが増えます。
「○○だろう」
「○○ではないか」
「○○かもしれない」
はっきりしないことをベースにすると、建設的な考えができません。
そこから発展させることが難しくなります。
正しいかもしれないが、間違っているかもしれないということになります。
はっきりしないことがあると、次のアクションもはっきりしません。
推測をベースにしていると、はっきりした判断ができません。
はっきりした判断ができないと、迷うことも増えてしまうのです。
常に事実をベースにして考える癖をつけることです。
事実は真実です。
間違いがなく、確実なことです。
誰が見ても同じことであり、人によって事実が変わることはありません。
事実をベースにして考えるということは、真実をベースにして考えるということです。
そのため、事実をベースにすれば、安定した判断ができるようになります。
余計な感情を挟まなくて済むので、成果も一定です。
具体的に考えることができ、建設的な仕事ができるようになります。
時には推測もあっていいのです。
ただし推測をするなら、最小限で抑えることが大切です。
メインにするのではなく、限られたポイントだけにしておくのがいいでしょう。
事実をベースにしながら、どうしてもわからないところだけ推測によって補完させていきます。
推測をゼロにできなくても、減らすことならできるはずです。
事実をベースにすれば、迷いの迷宮に入り込むことはありません。