難しい問題にぶつかったとき、人に相談することがあります。
人に相談を持ちかけることは悪いことではありません。
本来は自分一人で考え抜き、決断を下すのが理想的ですが、なかなか難しいこともあります。
1人の知識や知恵には限界があります。
盲点や思い込みがある場合、自分ではなかなか気づけません。
自分だけで考えていると、主観に惑わされることも少なくありません。
そんなとき、人に相談を持ちかけるのは効果的です。
人の意見を聞くことで、知識や知恵を拝借できたり、客観的な意見が聞けたりします。
新しい視点が得られて「なるほど」と思えることもあるでしょう。
斬新な意見が聞けたり、気づきや役立つ情報が得られたりすれば、決断に役立つでしょう。
誤解や思い込みに気づかされ、救われることもあるはずです。
人に聞くだけなら、ただです。
試験でカンニングはNGですが、実社会で相談をするのはOKです。
不正でもずるいことでもありません。
しかし、人の意見が役立つとはいえ、いろんな人に聞き回るのはよくありません。
信頼できる意見とできない意見が混ざるからです。
手当たりしだいに聞き回るのは愚の骨頂です。
信頼できる意見とできない意見が混ざります。
「ああしたほうがいい」「こうしたほうがいい」と、いろんな情報に振り回されます。
頭の中が整理されるどころか、ごちゃごちゃになります。
「どれが正解なのだろう?」と、頭の中でクエスチョンマークが飛び交うでしょう。
矛盾した考えにぶつかって「結局どうすればいいの」となって迷うことになります。
迷いが解消されるどころか、ますますエスカレートします。
迷いすぎて、何も決められない状態に陥ります。
信頼できない人の意見は、信頼性が低いため、注意が必要です。
「これなら相談しないほうがよかった」と後悔することが多い。
聞かないほうがましということも少なくありません。
相談をするなら、相手を選ぶことが大切です。
いい話が聞けるかどうかは、相談相手で決まります。
相談を持ちかけるなら、いろんな人に聞き回るのはよくありません。
信頼できる人に絞ることです。
あなたの日常には「この人なら信頼できる」と言える人がいるでしょう。
たとえば、親、親友、上司です。
信頼できるなら、身近な人でなくてもかまいません。
その分野に詳しい専門家でもかまいません。
専門家も「自称専門家」ではなく「実績のある専門家」が望ましいでしょう。
自分の人生に関わることほど、信頼できる人を頼ることです。
信頼できる人なら、あなたのために本気で考えてくれるでしょう。
時間をかけて考えてくれ、真面目に答えてくれるでしょう。
信頼できる人の言葉には、責任と信頼があります。
あなたにとって最善の回答を返してくれるに違いありません。
人の知恵や見識を拝借することで視野が広がります。
思考も深まって、より適切な決断を下せるようになります。
もちろん信頼できる人からの意見であっても、うのみにするのではなく参考にすることがポイントです。
おおむねの選び方や方向性が定まってきます。
信頼できる人に絞って聞けば迷わないのです。