迷う原因の1つ。
意識で行動することにあります。
もちろん意識することが悪いわけではありません。
新しいことに取り組むときは、意識することが大切です。
意識すると、そこに注意が向きます。
集中力を発揮できたり、ミスや間違いを防げたりします。
「気をつけよう」「心がけよう」「しっかりしよう」と意識することで、気持ちが引き締まります。
意識することで行動が促され、改善もスムーズになるでしょう。
悪循環から抜け出せたり、新しい自分に生まれ変わったりできることもあります。
しかし、意識で長続きさせるのは、思った以上に大変です。
意識で行動するとなると、その都度、手順や方法を考えることになります。
「最初にこうして、次はこうやって、その後は……」
一回一回は楽でも、繰り返されると大変です。
いちいち頭で考えることになります。
考えるたびに体力や精神が削られていき、ストレスがたまります。
考えることが増えるということは、迷うことも増えるということです。
意識で行動するから迷うのです。
意識で行動するのではありません。
習慣で行動するのです。
「勝手に体が動く状態にする」ということです。
習慣化されていれば、いちいち頭で考えることはありません。
体が勝手に動き始めます。
自然と行動してしまいます。
習慣になれば、意識しなくてもできる状態になります。
「ああして、次はこうして」と考えなくていいので、迷うことがありません。
「自動的に体が動く」「自動的に物事が進んでいく」という状態になります。
就寝前の歯磨き・寝起きの洗顔を思い出してください。
いちいち考えることはありません。
寝る前は自然と歯磨きをしてしまい、朝起きたら勝手に体が動いて顔を洗ってしまいます。
習慣になっていると、努力も頑張りも不要です。
いったん習慣として身につけば、それをしないと気持ち悪く感じて落ち着かなくなります。
就寝前の歯磨きや寝起きの洗顔と同じように、習慣化すればいいのです。
迷わない生き方をするためには、習慣の力を借りるのが賢明です。
基本の仕事・繰り返しの作業ほど、習慣化することが大切です。
就寝前の歯磨きや寝起きの洗顔と同じように、もはや習慣として身につけてしまうことです。
最初のうちは意識することはあっても、意識のままで終わらせるのではありません。
「意識」から「習慣」にステップアップさせていきましょう。
体が勝手に動くまで、何度も繰り返すだけです。
体に染み込ませ、血肉化させましょう。
当たり前の行動にして、生活の一部にしましょう。
習慣として身についてしまえば、もはや頭を使わなくなります。
体が勝手に動き始め、迷うこともなくなるのです。