自分の心に嘘をつくのはよくありません。
自分の心に嘘をつくはずがないと思いますが、知らず知らずのうちに嘘をついていることがあります。
私たちは人間関係の中で生きています。
人の中で生活していると、やはり人目が気になるもの。
人目があれば、人目に振り回されることも出てきます。
評価を気にすることもあれば、見栄を張ることもあるでしょう。
落ち込んでいるのに空元気を出すこともあれば、弱音を吐きたいのに我慢することもあるでしょう。
気づけば、自分の心に嘘をついていることが少なくないのです。
しかし、自分の心に嘘をついていると、葛藤が生まれます。
「本当の自分はこうではない」
「本当は違うんだけどな」
「本当にこれでいいのだろうか」
心の中で相反する欲求や感情が絡み合うことになり、くよくよ迷うことになります。
もやもやした違和感に苦しめられ、ストレスもたまる一方です。
自分の心に嘘をついていると、自分を隠すのが癖になります。
だんだん自分を見失うことになり、本当の自分もわからなくなってきます。
「あれ? 自分らしさって何だろう」
「あれ? 自分の本音って何だろう」
「あれ? 本当は何がしたかったのだろう」
自分が自分を理解しなくて、誰が理解するのでしょう。
きちんと自分と向き合わないと、自分の本音も見えてきません。
きちんと自分の人生を生きている心地もしません。
自分の心に嘘をつくから迷うのです。
自分の心に正直になることです。
自分の心に正直になれば、自分に無理をしなくてよくなります。
嘘がないと、ストレスがありません。
正直になればいいだけなので、楽です。
自然と前向きな考えが生まれ、心が躍り始めます。
本音で生きればいいので、自分らしく振る舞えます。
ありのままの自分を表現できれば、自分らしい人生を歩めます。
「これでいい!」という気持ちになれます。
時には弱音を吐きたいときもあるでしょう。
もちろん弱音を吐くこともあっていいのです。
弱音を吐きたいときは、自分の心に正直になって弱音を吐いたほうが楽です。
正直な心の声は、きちんと吐き出したほうが健康的です。
涙を流したいときもあるでしょう。
泣きたいときは、無理に我慢せず、しっかり泣いておくほうがいい。
涙を流した分だけ気持ちも楽になります。
涙の数だけ心が大きく成長します。
人に優しくなれないときもあっていい。
自分に余裕がないときは、自分のことで精いっぱいです。
心の中で「今は人に優しくする余裕がありません。ごめんなさい」と謝れば済むことです。
やりたいことをやりましょう。
興味がないことは「興味がありません」と断りましょう。
嫌いなことや生理的に受け付けないことはやりません。
仕事でやらなければいけないこともありますが、なるべく減らしていくことが大切です。
自分の心に正直に生きることは、素直に生きることにつながります。
心の羅針盤が示す方向に向かって進むだけです。
選択肢があってもシンプルに選べます。
「これがいい」
「あれがいい」
葛藤で悩むことがなくなります。
自分の心に正直になればいいだけなので、道に迷うこともありません。
心が自由になるので、気持ちも楽になります。
自分の心に正直になることが、自分にとっていい人生になります。