例外まで考えないことです。
例外とは、一般原則に当てはまらない、特別なことをいいます。
可能性が1パーセントや1パーセント未満は、もはやゼロも同然です。
きわめて低い可能性のことまで考えていると、考えることが多くなります。
もちろん例外を考えなければいけない場面もあります。
生命や財産に関わるような重要事項であれば、例外も含めて考える必要があるでしょう。
ダメージが大きく、やり直しが難しいことなら、失敗が許されません。
十分に考え抜いた決断であれば、間違いもなく、後悔も減らせます。
しかし、あれもこれも例外まで考えるのはよくありません。
例外まで考えていると、考えることが膨大になります。
迷うことも増えて、いつまで経っても決断できなくなります。
どんな仕事にも例外があるもの。
大切なのは例外に対する考え方です。
例外を考え始めると、切りがありません。
1パーセント未満の可能性についても考えなければいけなくなります。
考えることが増えすぎたり、準備が大変になったりします。
例外とは「きわめて可能性の低いこと」です。
きわめて可能性の低いことまで考慮していると、時間や体力の浪費につながります。
無駄ではありませんが、無駄になる可能性が高くなります。
例外まで考えると、例外の例外まで考えることになります。
条件分岐が無数に枝分かれして、パターンの数が膨大になります。
隕石が落ちる可能性まで考慮しなければいけなくなり、外出すらできなくなります。
迷わない生き方をしたいなら、例外を考慮から外すことです。
生命や財産に関わることを除いて、潔く例外を無視する勇気を持つことです。
例外を外せば、一般原則だけを考えればいいことになります。
考えることがシンプルになって選びやすくなります。
「こういうときはこうすればいいね」とすんなり判断ができます。
例外が起こったらどうするか。
「そのときはそのとき」で考えましょう。
「臨機応変に対応する」ということです。
少し大胆ですが、人生では「そのときはそのとき」という考え方も大切です。
「そのときはそのとき」という考え方になれば、考慮から例外を外せます。
考えることがシンプルになって、決断しやすくなります。
人生では、臨機応変な対応で間に合うことがあります。
少し焦ることにはなりますが「そのときはそのとき」で間に合うことがあるのも事実。
焦りながらも要領よく振る舞えば、たいていのことは何とかなるでしょう。
臨機応変に対応をするほうが、スムーズに進むことも少なくありません。
何とかならなければ「仕方ない」で済ませましょう。
死ぬこと以外は、大したことありません。