初めての仕事に取りかかる際、いきなり体当たりで取り組まないことです。
初めての仕事は、無知の状態です。
未知の世界に飛び込んでいくのと同じです。
体当たりの姿勢は大胆で勇敢なことですが、これほどリスキーなことはありません。
何の準備も心構えもなく体当たりで取り組むと、玉砕します。
わざわざ失敗をしにいくようなものです。
重要ポイントがわかりません。
何をどうしていいかわかりません。
何が正しく、何が間違っているのかわかりません。
「どうすればいいの?」「どのくらいがいいの?」と迷いの連続になるでしょう。
たいてい力の加減を間違えて「しまった」と後悔することになります。
自分はきちんとしているつもりでも、それが間違っていることもあります。
迷わないためには、いきなり体当たりはやめておくことです。
まず手本を見つけましょう。
手本を参考にしましょう。
手本があれば「こうすればいい」とわかります。
正しい手順や方向性がわかり、仕事がスムーズになります。
真似をするだけで、ある程度うまくできてしまいます。
たとえば、プレゼン資料の作成です。
初めてプレゼン資料を作成するとき、一から真面目に取り組むのは得策ではありません。
独りよがりになってしまいます。
見づらくなったり漏れができたりして、めちゃくちゃな資料が仕上がるでしょう。
ではどうするかというと、実績のあるプレゼン資料をお手本にします。
上司や先輩から実績のあるプレゼン資料をいただきましょう。
実績のあるプレゼン資料は、大切なポイントが押さえられています。
書き方・配色・レイアウトなど、学ぶべき点が数多くあるでしょう。
テンプレートとしての役目を果たし、漏れや間違いがなく進められます。
上司や先輩からプレゼン資料をいただくのが難しいなら、インターネット上で入手すればいいことです。
インターネット上には、手本となるプレゼン資料が無数にあります。
何らかの手本があれば、初めての仕事であっても、余計な手間暇をかけず、素晴らしい結果を出せます。
初心者にしては、上出来のものが出来上がるはずです。
いきなり手本に頼るのはずるいことに思うかもしれませんが、誤解です。
まったく正当な手段です。
もちろん図や文章をそのままコピーするのはいけませんが、手本として参考にする分には問題ありません。
社会では、上手にカンニングをしていくことが必要です。
せっかく素晴らしい手本があるというのに、活用しない手はありません。
手本を参考にすることは、仕事をスムーズにするための正攻法です。