迷わせる原因の1つ。
それは「他人基準」です。
他人基準で考えていませんか。
もちろん他人基準で考えるのは悪いことではありません。
他人の立場になって考える。
他人の気持ちを推し量る。
他人の事情をくみ取って、優しく接する。
優しくて理解力があって、賢明なことであるように思えるでしょう。
器の大きさを感じさせ、大人らしい対応に思えるでしょう。
「きちんと人のことまで考える」という点は悪いことではありません。
しかし、ここに落とし穴があります。
自分の人生にもかかわらず、他人基準で考えるのはよくありません。
他人の基準で考えていると、自分のことがおろそかになります。
自分のことが後回しになる一方、人に合わせた行動が増え、他人に振り回されます。
客観になるのはいいですが、主観が抜け落ちてしまいます。
自分を見失ってしまい、自分らしい人生を歩めなくなる。
どんどん自分が自分でなくなってしまいます。
「自分の思うような人生になっていない」と迷うことが増えるのです。
迷わない生き方をするために大切なのは「自分基準」です。
まず自分を基準にして考えましょう。
自分基準と言っても「人のことを考えないで、わがままに生きる」という意味ではありません。
「人のことも大切だけど、まず自分軸を大切にして、自分らしく生きよう」ということです。
自分の人生の主役は、自分です。
人のことを考えることも必要ですが、まず「自分の人生」を念頭に置いてください。
自分の人生なのですから、まず自分基準で考えることが基本です。
自分の心に問いかけ、何をどうしたいのかはっきりさせましょう。
「自分は何をしたいのか」
「自分はどんな気持ちなのか」
「自分らしさとは何なのか」
「自分はどんな考え方を持っているのか」
「自分はどんな生き方を望んでいるのか」
自分に問いかけ、自分に対して正直になることです。
人の意見を聞くことも大切ですが、まず自分の意見が最優先です。
自分の意見や価値観を第一に考えることです。
自分基準で考えれば「自分軸」が手に入ります。
自分に集中すればいいだけになるので楽です。
自分というポジションを強く持つことで、視点が定まり、ぶれない生き方を実現できます。
自分基準になれば、自分が望む方向に向けて歩めるようになります。
あなたは何者なのか。
あなたは「自分」という人間を営む経営者です。
経営者ですから「自分が主人公」という意識を持つことです。
自分を主人公とすることで、強いリーダーシップを発揮できます。
自分基準になると、自分軸が定まって迷わなくなります。
考え方がシンプルになり、迷いもなくなるのです。