自分探しをする人がいます。
自分には何が合っているのだろう。
自分に適した職業は何なのだろうか。
自分の天命・宿命は何なのだろうか。
自分を見つけるためには、考えているばかりではいけません。
まず、何かに挑戦することです。
何かにぶつかることで、手応えが得られ、何かがわかります。
うまくできたり、下手だったりと、自分の向き・不向きがわかります。
「やはり自分には、この仕事が向いていないのではないか。ほかの仕事をやってみようか」
自分探しで転職をする前に、まず、自分の今いる場所から探すことです。
今の仕事を一生懸命にします。
全身全霊を込めて、トライして、それでもダメだと思ったら、次の職を考えてもいいでしょう。
そのときこそ「自分には向いていない」ということが、わかったからです。
しかし、ほとんどの場合、今の自分のいる場所で、何かが見つかります。
「話が得意だ」と思えば、今の職場で、話ができる部署へ異動させてもらい、仕事を任せてもらいます。
「資料作成が得意だ」と思えば、上司に資料作成の仕事をもらい、自分の才能を発揮すればいいでしょう。
「自分は仕事が速い」という個性が見つかれば、早くできる仕事を多めにもらってもいいでしょう。
才能のかけらが、1つは見つかるはずです。
見つかれば、後は深めます。
そのためには、まず、今の場所で、とことん一生懸命になるしかないのです。
自分探しのために、遠くに出かけるのではなく、今の場所で見つけるのです。