夜が明け、太陽が顔を出しました。
さあ、1日の始まりです。
朝起きれば、すぐ人間関係が始まります。
食卓では父と母と顔を合わせ、学校では友人や先生と会います。
社会人なら、会社の同僚や上司との人間関係が始まります。
帰りには友人と寄り道をしたり、友人の家に遊びに行ったりします。
最近では携帯電話があるため、いつでもどこでも友人と連絡を取り合える時代になりました。
このように人生のほとんどは「人と関わる時間」が大半です。
しかし、人生で自分の生き方を左右するのは「1人になっている時間」です。
1人になっているときには、話し合う相手が自分しかいないので、自分と話をします。
自問自答です。
そうするときに、ふと「これでいいのか……」と立ち止まります。
いつの間にか、友人に流されていないか。
気づけば、行きたくもない飲み会に出席していないか。
自分が本当にやりたいことは何なのか。
本当に、人生、これでいいのか。
人と一緒にいるときには、他人の言葉に合わせたり、話に流されたりして、自分を見失いがちです。
自問自答の時間は、貴重な時間です。
自分を見つめる作業は、1人でなければできません。
健全な精神を保つ心の習慣として「1人の時間」を作ってください。
ほんの30分でもかまいません。
自制心を取り戻し、人生の軌道修正です。
1人になる時間が、自分らしい生き方を濃くさせます。
1人になる時間が少なくなっている時代です。
しかし、どんなに便利になっても、1人になる時間は必ず確保しましょう。
人間関係を否定しているのではありません。
濃い人間関係を作るために、1人の時間が土台として必要です。
どんな人間関係でも、まず初めの人間関係は、自分です。
初めに語りかけるのも、自分です。
次に、両親であったり、友人であったり、先生であったりします。
自分と語り合う時間が土台としてあるからこそ、人の話を聞け、判断できる人になれるのです。