あなたの生活は、ごちゃごちゃになっていませんか。
必要ないものを、たくさん集めている生活になっていませんか。
「ごちゃごちゃした生活」と「すっきりした生活」のどちらがいいですか。
「ごちゃごちゃした生活を改善しましょう」というテーマではありますが、ここではその技術、手法、ノウハウを教えません。
それは私が今ここで説明しなくても、すでに本屋には、その手のたぐいの本が山積みになっているからです。
「整理整頓の方法」「人間関係をすっきりさせる方法」「掃除のポイント」などの本は、すでにありすぎるほど存在しています。
恥ずかしい、私の過去を紹介します。
私は昔、物が捨てられない人間でした。
部屋にはたくさんの物が置かれ、あふれんばかりの量でした。
自分の容姿に、コンプレックスはありますか。
自分では気に入らない外見があるかもしれません。
くせ毛であったり、垂れ目であったりなどです。
人間は、さまざまな仮面をかぶる生き物です。
心のごみは、ときとして、仮面をかぶらせるように強制します。
「明るい性格と思われたい」という気持ちから、本当は明るい性格ではないのに、明るく振る舞います。
「頼りにされる人になりたい」
あなたは、そのように考えていませんか。
他人から頼りにされると「自分は価値がある人間なんだ」と存在価値を感じることができます。
見返りを期待することを「ギブ&テイク」と言います。
ギブ&テイクをすることは、結果として見返りを期待する行動となります。
いずれにせよ「自分が得をしたい」という気持ちがはじめにあります。
・受験に失敗したとき
・仕事に失敗したとき
・結婚に失敗したとき
あなたは、友人がただ多ければいいと思っていませんか。
友人を失うことは、いけないことだと思っていませんか。
地球上には、今、80億人以上の人が存在しています。
「立派に見せよう」とする行為は、自分に自信がないことから始まります。
自分に自信がないから、立派に見せようとします。
本当に自信がある人は、立派にしようとする努力はしません。
「尊敬されたい」という気持ちも厄介です。
尊敬されたいと考えていると、他人の目を自然と意識してしまうようになり、自分らしくない行動を取ってしまいます。
たとえば、職業選択に、医者や弁護士を「尊敬されるから」という理由から選んでしまうと、大変です。
つらいときには、ただ「つらい」と感じるだけでいいのです。
大変なときには、ただ「大変」と感じるだけでいいのです。
痛いときにも、ただ「痛い」と感じる。
ちょっとあなたにテストです。
あなたの前には大勢の人がいます。
1,000人もの大勢の人があなたを注目しています。
「君のようなのろまな人間は、いい人生を送れないよ」
人の能力を基準にする人は、できない人を見下します。
叱られると「そうか。のろまはいけないことなんだ」と落ち込みます。
ごちゃごちゃしている生活の原因の1つに「いらない物をもちすぎている」ということがあります。
いらない物をたくさん持っていると、掃除、整理、維持に時間とお金がかかり、悩みのタネになります。
いらない物というのは、自分では気づかないものです。
心と呼吸には、深いつながりがあります。
落ち着いている人の呼吸は、いつも穏やかです。
呼吸が整っているからです。
人付き合いに、疲れていませんか。
なぜ人付き合いは、疲れるのかを考えたことはありますか。
「他人からこう思われたい」と意識しているからです。
ごちゃごちゃした生活は、部屋の中に物がたくさんありすぎるからです。
たくさんの物が置いてあるから、掃除に時間がかかり、スペースを取られ、部屋の中に余裕がなくなります。
安心を手に入れるために、物をたくさん持てば、考えなければならないことが増えるため、精神的な負担が大きくなるのです。
「ねえ、お金で困っているんだ。お金かしてくれない?」
「どうしたの急に?」
「どうしても来週までにお金が必要なんだ。お願い! 必ず返すから」
私は、ときどき、1人で散歩をします。
友人がいなくて寂しいからとか、暇だからというわけではありません。
散歩をしているとき「本当の自分」に戻れるからです。
「人生はこうでなければならない」
「この学校じゃないと行きたくない」
「この仕事じゃないとやりたくない」
どんなに頑張ってもできないことがあります。
数学がどうしても苦手だという人もいます。
外国語の勉強は、吐き気がする人もいます。
私は自分で自分のまつ毛が見えません。
近すぎるからです。
近すぎるから、見えなくなり、自分ではないような感覚になります。
自分の能力、才能、顔つき、声、体、性格。
自分で自分のことが気に入らなくなり、失望をするときがあります。
「自分は何てばかなんだろう」
行動するときにきちんと計画を立てて、行動しているでしょうか。
「生活がごちゃごちゃしているのは、もしかしたら私の無計画さのせいかも」と疑ってみましょう。
気の向くままに行動していると、生活はどんどんごちゃごちゃになります。
努力ばかりをしていると、生活に疲れが出てきます。
「努力をしている」というと「偉いね」と言われます。
努力することはすごいこと、偉いことだと、つい勘違いをしてしまいます。
努力には、悲しくも勇ましい様子が漂っています。
一般的に、好きではないことを行うときに「努力」という言葉が使われます。
好きなことをするなら「楽しむ」という言葉が使われるはずです。
「黒い猫が横切ると悪いことが起こる」というジンクスがあります。
昔からのジンクスには、黒にまつわる悪い言い伝えが数多くあります。
・カラスを見ると不吉
「大変だ、大変だ」という言葉が口癖になっていると、本当に大変になります。
言葉には言霊(ことだま)といって、実際に実現する力があります。
大変という言葉を口にしていると、本当に大変になり、もっと大変になります。
「夢を持つこと」が大切だといわれます。
では、なぜ夢を持つことが大切なのかを考えたことがありますか。
夢を持たないと、人生の計画性がなくなり、行き当たりばったりになるからです。