あなたは、友人がただ多ければいいと思っていませんか。
友人を失うことは、いけないことだと思っていませんか。
地球上には、今、80億人以上の人が存在しています。
桁外れに大きな人数ですから、イメージがよくつかめませんね。
とんでもなくたくさんの人が、この世には存在しています。
それだけたくさんの人がいるのですから、当然友人になる人もいれば、別れる人もいます。
「出会っては、別れる」という繰り返しが、当たり前なのです。
進学をして学校が変わり、環境が変わります。
就職をして都会に出て仕事をすると、また環境が変わります。
環境ががらりと変われば、当然自分の周りを取りまく人間関係も、大きく変化します。
大切なことは、その自然の流れに身を任せることです。
縁を切ることがいけないことだと思い込んでいる人は、遠くに離れても無理をして連絡を取り合おうとします。
せっかく得た友人を失うことが怖いために、何とかしてつながりを維持しようとします。
目の前に存在している人間関係をおろそかにして、遠くにいる人と関係を続けようとするのは、大変なことです。
今、目の前にある人間関係に集中をして、離れ離れになった人間関係は、そのままにしておきましょう。
出会うときには出会いますし、別れるときには別れます。
それが何度も数え切れないほど繰り返されて、当たり前なのです。
「一期一会」
「諸行無常」
「万物流転」
これらが当たり前なのです。
それを無理やり維持させようとすると、お金もエネルギーも必要です。
自然の流れに従い、出会う人とは出会い、別れる人とは別れる自然の流れに任せることが、一番自然なのです。