大地震は、予想が難しい大きな天災です。
大雨なら、天気予報で予想がつきますが、地震はまさに「突然」です。
いつ、どこで、どれくらいの大きさでやってくるのか、まったくわかりません。
この地震をどう考えるか。
「そもそも地震はあるものだ」という前提で考えることです。
この地震ですが、見方を変えれば「家の耐震性をチェックするテスト」と考えることもできます。
大地震がやってきたときに、本物と偽物の区別ができるテストです。
本当に耐震性のある家は、大地震があっても壊れません。
大地震がきても耐えられるよう、しっかりした作り・構成・土台が出来上がっているので、壊れることはありません。
大地震がやってきたときに壊れるのは、次の2種類の家です。
1つ目の「そもそも地震対策をしていない家」が壊れる理由は話すまでもありませんね。
対策を何も講じていなければ、大地震がやってきたとき、むしろ壊れないほうが不思議です。
さて、問題なのは2つ目の耐震偽装をした家です。
外面は立派で丈夫そうに見えても、家の内側はどうでしょうか。
家の土台や作りなど、不安定なら、大地震がやってきたとき化けの皮が剥がれ、すぐ壊れます。
現実でも同じです。
トラブルは、あなたの耐震性をチェックするテストです。
「そもそもトラブルはあるものだ」という前提で考えることです。
いつかやってくるトラブルのために、日頃から土台を固めている人が生き残ります。
基礎をこつこつ積み上げ、しっかりした土台があれば、トラブルがあっても乗り越えられるはずです。
偽の強さや力は、普段、わかりません。
トラブルがあったときに初めてわかります。
トラブルを避ける対策も重要ですが、さらに重要なのはしっかりした土台を築き上げることです。
いま一度、お金の使い道をあらためて考えてみましょう。
偽装のためにお金を使っていませんか。
それとも、本当に強い土台を築くためにお金を使いますか。
お金の使い方は、あなたの自由です。
よりトラブルに強い人生を送りたければ、見栄を取り繕う偽装にお金をかけるより、内側の磨きにお金をかけるほうが懸命です。
本をたくさん読んだり、いろいろなところへ旅行に出かけたり、積極的に仕事に向かうなどして「土台固め」をしましょう。
そういう人こそ、人生のトラブルがあっても、うまく乗り越えられる人なのです。