呼吸と心とは、連動します。
呼吸が穏やかになれば心も穏やかになり、呼吸が荒くなれば心も荒くなります。
健全な精神のためには、まず呼吸を整えることです。
普段は意識していないからこそ、意識して整えれば、差ができます。
深く息を吸い込めば、たくさんの酸素が脳に行き渡り、脳の活動が生き生きします。
深く息を吐けば、不要な二酸化炭素を体外へ吐き出せ、脳は喜びます。
さあ、今すぐやってみましょう。
深く息を吸ってください。
次に、ゆっくり吐いてください。
そうすると、明らかに心が落ち着いてくることがわかるはずです。
いつも無意識にしている呼吸は、それほど深く精神に影響を与えています。
深い呼吸を癖にすれば、いつも落ち着いた人になれます。
いらいらしたときには、まず応急処置として、深呼吸をすることです。
かっとなって、手をあげる前に、深呼吸をしましょう。
いらいらしたときには、脳が酸素不足の状態です。
深く息を吸って酸素を取り込めば、余裕のなかった脳に余裕ができるのです。