執筆者:水口貴博

たるんだ心と気持ちを引き締める30の方法

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「もっとたくさん」と考えるのは心の病。

「もっとたくさん」と考えるのは心の病。 | たるんだ心と気持ちを引き締める30の方法

「もっとたくさん欲しい」

私たちは、幸せになるためには、より多くのものを欲しがることを考えます。

より多くのお金が欲しい。

より高い地位が欲しい。

より多くの友人が欲しい。

よりたくさんの道具が欲しい。

より広い土地が欲しい。

これまで「もっとたくさん」を目指していました。

しかし、たくさん手に入れたことで、本当の幸せを得たのでしょうか。

たしかにより多く手に入れると、一時的に幸せになれることでしょう。

しかし、そんな状態はすぐ慣れて、いつの間にか「あって当たり前」と考えるようになっているはずです。

また「もっとたくさん」を意識し始めていることでしょう。

手に入れては飽きて、また手に入れては飽きるという繰り返しです。

「もっとたくさん」という心がけは、実は心の病です。

「満足できない」という病気です。

少し多く手に入れれば一時的に満足しますが、少し時間が経つと慣れて、すぐもっと欲しくなります。

さらに多くを手に入れて一時的に満足しても、やはりまたもっと欲しくなります。

「満足できない」という心の病気を持っているなら、いつまで経ってもこの繰り返しです。

極端に言えば、死ぬまで繰り返します。

このままでは、死ぬまで本当の満足感が得られません。

「ちょっとおかしいぞ。繰り返しになっていないか」

そろそろ気づきましょう。

たくさん手に入れても、幸せを感じるのは、ほんの一時的であることを。

「もっとたくさん」という考え方を、そろそろやめることです。

代わりに「すでに十分」という考え方に変えましょう。

より多く手にするのではなく、実はすでに十分手にしているのだと考えます。

「何かを手に入れて幸せを感じる」のではなく「今すでに満たされている」ということを心がけることです。

まず生きていることに感謝。

健康を手に入れていることに感謝。

友人がいることに感謝。

自由があることに感謝。

心臓が勝手に動いていることに感謝。

すなわち「愛に囲まれている」という事実に気づくことです。

愛に囲まれているという事実に気づけば、今この瞬間から幸せを感じることができます。

手にするのではなく、すでに手にしています。

そもそも今あなたが生きているということは、両親が愛し合わなければ誕生しませんでした。

親からの愛情がなければ、あなたは生きていけなかったでしょう。

両親からの愛があったからこそ育つことができ、今生きています。

素晴らしい健康は、まさに自然のたまものです。

意識をしなくても心臓が勝手に動いている。

意識をしなくても髪は伸び、汗をかき、肌は新陳代謝を繰り返すという「営み」に気づきましょう。

「何て素晴らしいのだろう。すでに素晴らしい宝を持っているではないか」

そういう宇宙の愛に気づくはずです。

神様がいるとしか思えないような、すべての偶然が重なりすぎています。

そういう考えが身につけば、幸せは一時的ではなく、永遠に続きます。

深い喜び、愛情が感じられます。

「すでに十分」という考え方を身につければいい。

そのとき「もっとたくさん」という心の病から、ようやく解放されるのです。

たるんだ心と気持ちを引き締める方法(28)
  • すでに十分の宝を手にしていることに気づく。
デジタル時計よりアナログ時計のほうが、時間量を感覚的に捉えられる。

たるんだ心と気持ちを引き締める30の方法

  1. 夢があるからこそ、人間は生き生きする。
  2. 夢を見つけるキーワードは「好きなこと」と「得意なこと」。
  3. 好きなことや得意なことは、一番になる必要はない。
  4. 大きな夢を小さく区切れば、手をつけやすくなる。
  5. 夢までの距離が遠いほど、おのずからペースもゆっくりになる。
  6. プレッシャーがあるから、強い精神力を身につけられる。
  7. プレッシャーというダンベルを活用すれば、精神力は鍛えられる。
  8. 精神力のトレーニングは、筋トレと同じ。
  9. 心と体の緩みは、酸っぱいもので引き締める。
  10. 冷たいものに触れると、心も気持ちも引き締まる。
  11. 朝一番に好きなことが待っていれば、早起きができるようになる。
  12. 人に腹が立ったら、世間知らずを相手にしているのだと考える。
  13. 朝に余裕がない人は、人生にも余裕がない。
  14. 悪条件こそ、知的レベルを上げるチャンスだ。
  15. 恥ずかしい経験が、あなたの心と体を引き締める。
  16. ライバルに勝ちたければ、一度ライバルのファンになる。
  17. そりの合わない人がいるから、仕事がはかどる。
  18. 水風呂で、身も心も引き締める。
  19. 環境は、お金を出してでも買え。
  20. 定期的に模擬試験を受けて、ショックを受ける。
  21. 団体行動をすると、だらだらしたくてもできなくなる。
  22. 仕事の記録をつけて、成長を実感する。
  23. 食事を取らないと、すべてにおいて不利になる。
  24. 自分の財布からお金を出して学校に通う人は、意気込みがすごい。
  25. 自己管理が苦手な人は、学校に頼ればいい。
    ただし、自分のお金を使うこと。
  26. 競争の世界に身を置くと、おのずから闘争心が湧いてくる。
  27. あなたの人生は、常に上向きである。
  28. 「もっとたくさん」と考えるのは心の病。
  29. デジタル時計よりアナログ時計のほうが、時間量を感覚的に捉えられる。
  30. 親からの支援を自分から断ち切る。

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