自分で試してみて、思ったより刺激を受ける習慣があるので、ぜひご紹介します。
私は本を書くときに、去年と同時期の作品とをよく比べています。
年間の作品と書くペースや作品の質を見て、去年と同時期の作品をもとに比べています。
たとえば、今日が4月1日だとします。
去年の4月1日時点では8冊目まで書けていたが、今年は9冊目まで書けている。
去年より速いペースで書いていることがわかり、無性に嬉しくなります。
去年の自分を超えたような気がするからです。
また、作品の内容を比べることもあります。
「ちょうど去年の今ごろは、どんな内容の作品を書いていたのだろうか」
「文章はどんな書き方だったのだろうか」
ちょうど去年の作品を振り返って読んでみます。
そんなとき、去年の文章より質が上がっていたり、読みやすくなっていたりすると成長が感じられ、嬉しい気持ちになります。
「自分が自分を超える」という意味で、去年の自分と比べるのはいい刺激になります。
もちろん逆のパターンもあります。
去年の4月1日時点では8冊目まで書けていたが、今年は7冊目しか書けていないと、ペースが落ちていることがわかります。
大きな理由がないのにペースが落ちているということは、明らかに怠けていることが原因です。
「このままではいけない」と感じ、気が引き締まります。
場合によっては、思い切って「2年前の今日」や「3年前の今日」と比べることもあります。
過去になるほど、成長の違いがはっきり感じられます。
成長が数字や目で確認できるのは、素晴らしいことです。
成長を感じればやる気が出ますし、成長が悪ければ気持ちが引き締まります。
日々の仕事のペースを持続させる意味においても、仕事の記録をつけるのは大変大きな意味があります。
あなたが手がけている仕事を、記録に残しているでしょうか。
面倒と思っても、ぜひ数字で記録を付けてみましょう。
可能なら、グラフにしてみるとさらに効果的です。
記録はつければつけるほど、やりがいを感じて、面白くなります。
人間は、自分の成長が感じられるときに、やる気を出して、生き生きします。
今は面倒と感じる記録は、未来になってから大いに役立つのです。