試合に出るからには、やはり勝ちたいと思います。
勝利があってこそ、評価されます。
勝利があってこそ、親、先生、友人からの期待に応えることができます。
試合前日は、しっかり睡眠を取っておこうと思います。
しっかり睡眠を取っておけば、疲れがきちんと取れ、試合で十分な力が発揮できるだろうと考えます。
たしかに睡眠は大切です。
試合で力を発揮させようと思うと、朝食にも力が入りがちです。
朝食をしっかり取れば、試合でもエネルギッシュになれるだろうと思うからです。
たしかに朝食は取るべきです。
闘争心を高める簡単な方法があります。
胸を張りながら両手を腰に当てましょう。
その状態を、最低でも2分は維持しましょう。
天気は、人の力で変えられないことの1つです。
やはり多くの場合、晴れてほしいと願うのではないでしょうか。
しかし、試合当日の天気は、当日になってみないとわかりません。
オリンピック選手が試合前、作戦についてのインタビューを見かけることがあります。
「作戦は考えていますか」という質問です。
視聴者としては、何か特別な作戦があるのかと期待します。
試合前に考えるのは、作戦です。
どういう流れで試合を進めていくべきか、どういう心理状態で試合に臨むべきか、考えます。
そのときに参考にするのが、応援してくれる人たちです。
試合に、親や友人が応援しに来てくれることがあります。
わざわざ足を運んで応援しに来てくれるのは、嬉しいことですね。
応援してくれる人がいれば、いい返事の言葉があります。
頭に描く想像は、試合に大きな影響を及ぼします。
試合で負けているところを想像するのは、よくありません。
たとえ想像であろうと、相手選手から猛烈なアタックを受けているシーンを思い浮かべると、気分が悪くなります。
「本番」という響きがよくありません。
いかにも「緊張してください」と言わんばかりの響きです。
誰かから「本番です」と言われたとき「絶対にミスはできませんよ」と言われているようにも聞こえます。
強い人には、自信があります。
力は、自分を信じたときに、出てきます。
自分を信じることができるからこそ、自分の力を発揮させることができます。
試合前は、頭が固くなりがちです。
勝とうという気持ちが、強いことでしょう。
たしかに勝利は大切ですが、勝利という文字ばかりでは、考えものです。
試合前に、体調が悪くなることがあります。
程度にもよりますが、本当に体調が悪いなら、事前に適切な手当てを受けるべきです。
補強なり、休憩なり、体調回復に努めます。
試合直前は、気合を入れる必要があります。
「試合が始まれば、自然と気合も入るだろう」と思うのでは、いけません。
試合が始まってから気合を入れるのでは、遅すぎます。
私が学生時代によくやっていた、気合の入れ方があります。
あくまで私がやっていた方法ですが、特に効果があると感じたので、ぜひご紹介させてください。
自分の顔を、叩く方法です。
私は高校のとき、体操部に所属していました。
季節の変わり目に開催される体操の大会当日、新しいユニホームを購入し、試合当日に着たことがあります。
新しいユニホームを着れば、より、気合が入るのではないかと思ったのです。
試合前、相手の目を見ます。
これはマナーです。
特に、柔道やボクシングなどでは、試合前に対面して、相手の目を見る状態になります。
試合前、相手選手にしてはいけない目の合わせ方があります。
「目を見ない」「視線を外す」「にらむ」です。
いずれも、自分の立場を不利にさせるため、控えたほうが無難です。
トーナメントの試合ではさまざまなレベルの相手と対戦します。
強い相手と対戦するときもあれば、弱い相手と対戦するときもあります。
時には確実に勝てる相手と対戦することもあるでしょう。
実力はあるにもかかわらず、本番の試合に限って、実力を発揮できない選手がいます。
力や技を総合的に見て、相手選手に勝てるはずが、なぜか負けてしまうのです。
なぜでしょうか。
ギャンブルで大負けする人には、パターンがあります。
「負けを取り返そうとした」です。
必死になれば、多少は挽回できそうですが、現実は違います。
試合中に、うっかりミスをしてしまうことがあります。
「やってしまった」と思うだけですが、これが厄介です。
ミスの内容がひどいほど、長く尾を引きやすくなります。
交代で演技をする個人競技があります。
ゴルフ、体操、フィギュアスケート、ボウリングなどです。
各個人が、交代でプレーをします。
試合を始めるやいなや、一方的に試合が進む場合があります。
歴然とした力の差がある場合です。
力の差が大きいと、試合が始まってすぐ、勝者と敗者が予想できます。
試合中、不利になることがあります。
強い打撃を受けたり、大量の点を取られたりして、不利な形勢になるときです。
不利になると、うっかり出してしまうものがあります。
バスケットボールやバレーボールなどでは、勝っているチームほど、よく声が出ています。
選手同士が、勢いよく声をかけ合っています。
「ドンマイ」
ボクシングでは、休憩に入ると、おなじみの光景があります。
コーナーの椅子に座るやいなや、頭から水をかぶせられるシーンです。
汗や出血などを一度にきれいに洗い流す意味もありますが、それだけの意味ではありません。
試合で負けた瞬間、手にしている道具を投げつける人がいます。
野球ならバットであり、テニスならラケットです。
地面に、思いきり叩きつけて、むかむかした気持ちを発散させようとします。
オリンピックでは、試合が終わった後、お決まりのシーンがあります。
会場から立ち去る前、必ず観客に向かってお礼を伝えるシーンです。
頭を下げたり、手を振ったりなどです。
大事な試合で負けると、悔しい気持ちになります。
惨めで、情けない気持ちになるでしょう。
悔しい気持ちになるのは大切です。