試合中、不利になることがあります。
強い打撃を受けたり、大量の点を取られたりして、不利な形勢になるときです。
不利になると、うっかり出してしまうものがあります。
弱気の表情です。
「やってしまった。大変。もうダメだ」という弱気の表情は、自然に見せやすいものです。
人としては、ごく当たり前ですが、注意ポイントです。
弱気の表情をすればするほど、余計に自分が不利になります。
弱っている表情ほど、相手選手にとって興奮できる光景はありません。
「今がチャンスだ」と思われ、余計に攻める勢いが増してきます。
弱気の表情を見せるほど、相手にパワーを与えてしまうことになるのです。
試合中、どんなに不利になっても、弱気の表情は見せないことです。
力の問題ではなく、気持ちの問題です。
諦めたら、そこで試合終了です。
試合が不利になっても、気持ちだけは前を向くことです。
弱気を見せない姿勢は、スポーツマンシップにふさわしい姿勢です。
不利な立場になったときこそ「まだまだ」と思いましょう。
嘘でもいいから、強気になることです。
まだいけると思えば、もう一踏ん張り、いけるようになります。
気持ちが強くなると底力が生まれ、体にパワーがみなぎります。
大逆転のチャンスが回ってくるのです。