実力はあるにもかかわらず、本番の試合に限って、実力を発揮できない選手がいます。
力や技を総合的に見て、相手選手に勝てるはずが、なぜか負けてしまうのです。
なぜでしょうか。
実力が不足しているからではありません。
プレッシャーに負けているのです。
勝たなければいけないプレッシャーであったり、本番というプレッシャーであったり、メダルへのプレッシャーであったりします。
選手に実力がつくにつれて、周りからの期待も大きくなるため、プレッシャーも大きくなります。
避けようがありません。
プレッシャーに負けてしまうと、体が硬直したり震えたりして、実力を発揮しにくくなります。
実のところ、本番に限って実力を発揮できない選手には、大事な練習が抜けています。
「プレッシャーに対する精神力」です。
この練習が抜けていると、どんなに実力があっても、本番で発揮できなくなります。
プレッシャーで負けるのが、一番もったいないです。
普段の練習で、本番に近い緊張感を作り、プレッシャーに慣れる訓練をしておくことです。
たとえば、わざと友人に練習風景を見てもらうのは、1つの手です。
仲間同士で、本番さながらの対決をするのもいいでしょう。
わざとほかの学校との交流試合を設けるのも、よい方法です。
プレッシャーは避けているものではありません。
慣れるものです。
プレッシャーは気持ち悪くて嫌ですが、だからこそ慣れる必要があるのです。