彫刻は、木片を削って、少しずつ形作ります。
どのような作品ができるかは、削り方しだいです。
目的も意味もなく適当に削ったところで、何の作品もできません。
しかし、目的を持って削れば、どう削ればいいかわかります。
凡作も秀作も「削り方」が重要です。
とはいえ、まず「削ること」がとにかく必要です。
削って初めて、作品が出来上がります。
では、人生ではどうでしょうか。
人生全体は、削られる前の彫刻です。
あなたは命という木片を削ることで、自分の人生を少しずつ形作ります。
まさに彫刻と同じなのです。
「削らない」という選択はありません。
生きている事実そのものが「命を削っている」という状態です。
削ることは、すべての人に必須であり、強制です。
ただ実際の彫刻でもそうですが、意味もなく適当に削っていると何の作品もできません。
自分の夢を持ち、目的を持つことで、どう削ればいいのかがわかります。
「命の削り方」によって、つまらない人生にも、素晴らしい人生にも形作れます。
すべては、あなたの命の削り方しだいなのです。