自分の顔形、両親、人種、性別、体質、遺伝子などは宿命です。
先天的ということです。
生まれつき決められていることですから、その土台の上で生きていかなければなりません。
一方、運命は後天的です。
「自分で運ぶ命」と書いて「運命」といいます。
生まれた後に、決まっていくことです。
宿命は変えられませんが、運命は、生まれてからいくらでも変えられます。
出会い、成績、友人、結婚、仕事など、自分の行動しだいで、いかようにも変えることができます。
選択や決断は、自分しだいですから、まさに「運ぶ命」である「運命」です。
宿命は変えられませんから、土台とします。
その土台の上で、自分で素晴らしい運命を築き上げていけばいい。
本当の人生とは、運命が中心です。
家を建てるときに、もちろん初めから土台がしっかりしていれば、地震に強い家を建てることができます。
しかし、地盤が緩くても、家の建て方を工夫すれば、地震に強い大きな家も建てることができます。
家の建て方、工夫次第です。
私たちがするべきことは、宿命を土台にして、運命を築き上げていくことです。
地盤を変えることはできませんが、建てる家を設計したり修正したりすることはできます。
宿命は先天的ですが、運命は後天的です。
自分でどう運ぶべきかは、自分しだいなのです。