彫刻を作る人は、彫刻が好きだからしています。
初めは自分一人が楽しもうと思って作り始めますが、勢いに乗っていると、話が広がります。
楽しんで作った彫刻は、結果として、見る人も楽しませることができるようになるのです。
彫刻に限らず、どんな芸術作品でもそうです。
する人も見る人も、同時に楽しむことができるというのは、素晴らしいことです。
自分が好きで始めたことが、ほかの人から「素晴らしい。面白い! すてき!」と褒められれば、もっとやる気が出てきます。
出てきたやる気でさらに創作作品に打ち込めば、さらに素晴らしい作品が出来上がることでしょう。
見る人もさらに喜び、また褒められ、やる気が出る好循環です。
ゆえに、お互いが楽しんでいる作品は、結果として素晴らしい作品ができてしまいます。
やる気、楽しみ、元気の好循環になっているからです。
作る人と、見る人の「共同作品」です。
プラスのパワーしかありません。
彫刻がそうであるように、人生も、生きる人が楽しみ、見る人が楽しむようにすればいい。
あなたが愛と喜びを感じることをすれば、自分が楽しめ、見る人を楽しませることができます。
お互いにとって喜びですから、人気が出るのは時間の問題です。
私は、自分が好きで文章を書き始めました。
しかし、結果として読者を楽しませることができています。
そういうつもりで書いていなくても、自分が好きなことなので、つい熱くなります。
「面白い。もっと書いて!」と褒められれば、やる気はさらに出ます。
また次の作品が生まれるという繰り返しです。
作品の半分は、読者が作っているといっても過言ではありません。
まず、自分が好きなことで楽しむことが大切です。
自分が好きなことで楽しみ、結果としてほかの人も楽しませることができればいいのです。
そういう生き方をしましょう。
人のために楽しいことをするのではなく、まず自分が楽しみます。
それは必ず、ほかの人の楽しみにもなるのですから。