運命の「運」には「運ぶ」という意味のほかに、もう1つ意味が込められています。
「運を大切にしよう」という意味です。
自分が意識的に行動したことだけでなく、運よく起こった出来事も大切にしようとすることです。
「偶然」「たまたま」という運が関係する出来事もあわせて大切にしていくと、どんどん運命が切り開けて生きます。
すでに起こった出来事があるのですから、その流れに従うほうが、展開もスムーズに進むでしょう。
川の流れには素直に従ったほうが、抵抗もなく、速く進めます。
それが「運を大切にする」ということです。
たとえばあなたは「たまたまの出会い」をどれだけ大切にしているでしょうか。
出会いは自分からしていけます。
しかし、人生には、思わぬ偶然の出会いがあります。
そうした出会いも、大切にするのです。
「別に自分に興味ないから」という理由で無視するのは簡単です。
しかし、自分から意図しなくても出会っているのですから、その運は大切にすることです。
たまたまの出会いを、貴重な出会いに変えるのです。
運命とは、運を大切にする生き方をいうのです。